最高の楽園・雲ノ平へ

RIKO

2016年07月27日 19:24

2016年7月19日から21日、新穂高温泉~双六岳~雲ノ平~折立とテント泊縦走してきました。




多くの登山者が憧れ、最後の楽園と呼ばれる、雲ノ平。

女二人で行ってきました。


3連休前の天気予報では梅雨もまだ明けず、あまりよくなさそうだったので、18日夜に大阪を出発し平日に行くことにしました。
そしたら、最高のお天気の3日間でした


近鉄で名古屋へ出て、名古屋から新穂高温泉まで夜行バスです。

新穂高センターの前で朝食のパンを食べて、出発準備をしました。



あまり寝られませんでしたが、最初はのんびり林道歩きなので、少しずつ身体を慣らしていけます。

1日目のルート:



1時間ほどで笠新道分岐の水場があります。




ワサビ平小屋を経て、小池新道に入って、いよいよ本格的に登りです。




石を積んで整備された道で、ゆっくりと登って行きました。


共同装備を多く分担してくれた相棒。


チチブ沢を渡ります。



槍ヶ岳も見えてテンション上がってきます!



イタドリヶ原


シシウドヶ原


ベンチでしばらく休憩しました。



そして、鏡池。水面に映る槍穂を見るのを楽しみにしていました。



槍はあまりよく映ってなかったです。

  

でも、槍穂の美しく厳しい稜線が見渡せる、絶景ポイントでした。



すぐそばの鏡平小屋のテラスで、昼食休憩です。



お湯を沸かしてカップヌードルを食べました。




木々の中に池があって、素敵な場所です。





食後は、弓折岳(乗越)に向かいます。




日陰がなくて暑くなってきました。

眼下に池と小屋。




弓折乗越に到着。




周辺は花がいっぱいで、景色もよくてまたまた休憩してしまいました。

コバイケイソウ


シナノキンバイ



ここからはなだらかな稜線歩き。

花と槍穂の景色を見ながら、進んで行きます。

花見平


雪渓でちょっと涼めます。




前方に、双六小屋が見えてきました。




しかし、見えてからが遠い!

ハクサンイチゲやコイワカガミなどのお花に癒されて歩きます。




ちょっとしおれかけのキヌガサソウも。





やっと着きました、双六小屋。出発から約9時間でした。




テント設営して、昼寝しました。寝不足と暑さで頭痛がしてきてましたが、水分摂って爆睡して完治!




一日目の夕食は私が担当のチーズハンバーグ(冷凍)と味噌汁(フリーズドライ)。(手抜きです。)



風があり少し寒かったし、夕暮れの景色を見ることもなく、就寝でした。



翌日は、ちょっとゆっくり目の6時過ぎ出発。

2日目のルート:



各自簡単な朝食を摂り、双六岳に向かいます。



朝一番の足にはうれしいなだらかな登り。




最後は岩だらけでした。




登りきると、広々で真っ平。振り返ると槍が突き出てました。




双六岳 山頂




北鎌尾根からずらっと穂高の山々。






三俣蓮華岳への稜線歩きは、景色がよくて気持ちよい。




ときどき振り返って写真撮ったりして、ちょっと時間オーバーでしたが、こういうところは、ゆっくり楽しみたい~




三俣蓮華岳に着きました。







山頂から急な道を下って、下の巻道ルートに入りました。



ここも花が多くてうれしくなります。


キャンプ場と三俣山荘。




鷲羽岳にも登ってみたかったですが、キャンプ場から下って黒部源流標まで行くことにしました。

小川の道をどんどん下っていきます。



平日ですが、けっこう、グループや2人連れなどの登山者が登ってきました。


源流標識のところで、水を補給して休憩しました。




ここから、急坂の登りになります。




スローペースを保ってぐいぐい登り、槍と三俣山荘が見える高さまできました。




第一雪渓、第二雪渓と地図に書いてあるゾーンですが、雪は少ないのでしょう。



このあたりは日本庭園らしい。




祖父岳分岐。




いよいよ雲ノ平へ!



と思ったら、植生保護のために、迂回しなければならないのでした。
けっこう大回りで、急斜面のトラバースもあり、予想外のルートでした。


テント場に向かう前にスイス庭園に寄って行きました。



疲れた靴とチングルマ。




テント設営してから、雲ノ平山荘に行きテント場の受付をしました。



いくつかの女性のグループがのんびり過ごされてました。(ちょっとうらやましい・・・)


そして周辺を散歩しました。

祖母岳に登ってみました。山頂まで木道が続き、往復が30分ほどです。




山頂からの眺め。





小屋の裏側の高天原山荘へ向かう分岐を登ると奥スイス庭園があるので行ってみることにしました。



しかし、もう疲れてきたので、登りきったところで景色を見て戻りました。




テント場には、いくつかテントが張られてました。
水場では冷たい水がどばどば出てました。

(水場から見下ろしたテント場)



2日目は双六小屋からこのテント場まで約8時間、それに散歩約2時間で、10時間ほど歩きました。


テント場では、ソロの男性が数人、テントの外で、それぞれのんびりされていました。

私たちも夕食までしばらく外でお茶を飲んで過ごしました。



やっぱり、キャンプは楽しい。テント泊でよかった。


夕食はPARKさん担当のホタテリゾットとオイルサーディン。




お腹いっぱいになって、寝ました。



翌日は、折立を14:00発のバスに乗らなければならないので、2時起きの3時出発。

私らにしてはものすごいスピードで撤収しました。

3日目のルート:



奥日本庭園とかアラスカ庭園とかあるのですが、月明かりでは見えず、木道を滑らないようにひたすら進みました。



木道だけでなく、両側の草や木の葉も夜露で濡れているので、レインパンツやスパッツを着けていないとびしょ濡れになります。


木道末端からは、大岩が重なる急な下りです。
下りにくいし、長いし、疲れるゾーンでした。


やっと薬師沢小屋まで下りきりました。




少し休憩して、水を補給しました。
ここを拠点に沢ざんまいをしたいものです。
(以前、赤木沢に行こうと太郎平小屋まで来たけど、雨で行けなかったな・・・)


太郎小屋までしばらくは木道も多く楽でしたが、やがて急な登りになって、汗だくでした。


やっと見えた太郎平小屋。




バスに間に合いそうなので、小屋前のベンチで行動食を食べ休憩。
景色や周辺の花でも見ようかと思ったら、ガスが出てきて見えなくなってしまいました。




後は、下るのみ。

平日でも、たくさんの登山者が登って来るなかを、どんどん下って行きました。


登山口には、13時頃到着。



1時間ほどあったので、着替えをし、テントも乾かせました。


富山駅で大阪行きのバスに乗り換え、22時過ぎに梅田に着きました。


最後の楽園、雲ノ平。周囲の山々を見たら、また別のルートも歩いてみたくなりました。








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