2021年7月29日から8月1日まで、3泊4日で白馬岳から栂海新道まで、クライミング仲間のFさんと縦走してきました。
28日の天気予報では、29日、30日雨マークがあり、迷いましたが思い切って出発!
28日夜に大阪からバスで白馬駅を経て猿倉へ。
登山届を出して、白馬岳を目指します。
雪渓ゾーンに入ります。
軽アイゼンで登ります。
雪渓が終わり、斜面の道を登って行くと、いろんな高山植物がいっぱい。
途中で雨が降りましたが、すぐに上がって、雷も遠ざかったのでよかった。
ウルップソウもまだ咲いてました。
もうすぐ、白馬頂上宿舎。
テントを設営して、ちょっと丸山方面に登ってみました。
夕焼けと剱岳
宿舎とテント場
テントに入って、足が攣ったので、漢方薬投与しました。
まったり過ごして、夕食準備。
Fさんが準備してきてくれたぺミカンで野菜たっぷりの味噌炒めを作りました。
30日は4時過ぎに出発で白馬岳に。
だんだんガスも晴れてきて気持ちのよい縦走路に、コマクサも咲いています。
三国境を経て、雪倉岳への縦走路に入ります。
夏山らしい景色。
雪倉岳避難小屋から雪倉岳への登り!
汗だくで雪倉岳山頂。
まだまだ続く縦走路、どんどん下って、赤男山を巻く道に入り、しばらく木道が続いたり、歩きやすい。
次々にお花畑が現れ、楽園でした。
水芭蕉が咲いている。
朝日岳への登りルートと朝日小屋のある朝日平への分岐に来ました。
朝日小屋のテント場に泊まるので、水平道を行きます。
水平道といってもアップダウンありで、結構長い。途中2か所で巻き道にルート変更されていました。
キヌガサソウがたくさん咲いてました。
やっと朝日小屋に到着。雨が降らなくてよかった!
受付をしてテント設営。小屋のご飯は美味しそうでしたが、我々も具沢山のカレーを作りました。
海藻サラダも食べて、満足。
翌日は、白鳥小屋まで行く予定で、10時間以上の行動時間になるのですが、もし昼12時までに栂海山荘に着かなかったら、そこで泊まることにしようと決定。
(小屋の人にも、栂海山荘に1時頃に着いたからといって、突っ込んで行ったらえらい目にあいますよ!って言われてたし。)
そして、葛根湯をお湯で溶かして飲んで、就寝・・・
31日は、3時40分に出発。朝日岳に到着すると朝日が昇ってきました。
吹上のコルでちょっと休憩。
まだアルプスらしい楽園が続きます。
アヤメ平付近には、アヤメが咲いてます。山でアヤメが咲いているとはちょっと意外。
湿地帯が多く、木道があるので歩きやすいですが、所々、ずぶずぶです。
でも、水が取れるので助かります。
そして、ここからが長かった!
サワガニ山の手前の急な登りでええかげん疲れたけど、さらに犬ヶ岳の急坂で疲れ切る・・・
登山道の草が刈られたばかりやなあ、って言っていたら、途中から草刈り機の音がしてきて、整備中の方にお会いしました。
細尾根や、岩が露出した危険部分にはロープが付けられ、また、崩れて通れなくなったところも巻き道が付けられていました。
水補給して犬ヶ岳へ。
犬ヶ岳山頂を少し進むと、栂海新道を開拓した小野氏の写真がありました。
栂海山荘に着いたのが11時半頃。これで先に進める!ということで、行動食で休憩です。
とはいえ、栂海山荘から白鳥小屋までコースタイムで4時間。
黄連山、菊石山とアップダウンを繰り返し、強烈にしんどかったのが、下駒岳。
以後は歩いていたら着くやろ~という感じで、歩いて行ったら、着きました。
白鳥小屋。
誰もいなかったので、小屋で泊まることにしました。(一人2000円です。)
夕食はタラコスパ、海藻サラダ、ミネストローネスープ。
2人だけだったので、広々と寝ることができました。
最終日8月1日は、日本海へ向かって下るだけ、と思ったら、また急坂で歩きにくいし、低山で暑い。
それでも、ブナのきれいな森が続いているので、ときどき眺めて楽しみました。
杉の大木も多かった。
そして、ついに、親不知の登山口。
日本海に降りて行きます。
波打ち際で靴を脱いで足を浸して、縦走終了!
不安もありましたが、無事歩けました!
Fさん、たくさん装備持っていただき、ありがとうございました!
全身汗でびしょ濡れなので、すぐそばの親不知観光ホテルのお風呂に入って、さっぱり。本当に、さっぱりした!
親不知駅までの車送迎付きで1500円。大阪までの帰りの時間も調べていただき助かりました。
帰りの新幹線が超快適でした。