2023年08月03日
南アルプス縦走 甲斐駒ヶ岳~鳳凰三山
今年も行ってきました、南アルプス。
今年は、女3人で黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳、早川尾根を経て鳳凰三山、夜叉神峠まで歩いてきました。
7月23日夜大阪出発で、24日朝7時前に尾白川渓谷駐車場に到着。
駒ヶ岳神社を通って黒戸尾根を登ります。
最初は普通の樹林帯の登山道がジグザグに続いていきます。
やがて、岩場や梯子が連続するゾーンに。

梯子の一段が私には高くて、めちゃくちゃ疲れた。
岩ゾーンが終わって、突然着きました、七丈小屋。

客室は二階で、シートで区切ってあって、マットと毛布がありました。
インナーシーツを持参です。
食事は、カレー、ソーセージ、ポテトサラダ、エビフライ、お蕎麦。
お腹いっぱいになりました。
翌日は4:30に出発。
またしばらく鎖場や岩ゾーンが続き、剣が刺さった大岩を巻き上っていきます。

甲斐駒ヶ岳山頂が見えた!

山頂の祠

素晴らしい景色を楽しんで、下って行きますが、これがザレザレの道。
途中で、摩利支天に登ってみました。
ここも景色がいい。

摩利支天から甲斐駒ヶ岳

縦走路に戻って、栗沢山、アサヨ峰とアップダウンが激しいルートを必死で登ります。

アサヨ峰から甲斐駒ヶ岳

ずうっと向こうに地蔵岳のオベリスクと、後方にぼんやりと富士山。

まだまだ続くアップダウン。けっこう岩っぽいところも多くて、大変。

14:30にやっと早川尾根小屋に到着しました。

中はリフォームしたそうで、新しい木の香りがしていました。
宿泊者6人だったので、カーテンで仕切られた広い1コマを一人で使えました。
ここは夕食は自炊にしました。といっても、簡単なものばかりです。

私はサバの味噌煮、Fさんは鶏の炭火焼、Mさんは海藻と大豆などのサラダを持ってきていて、シェアして食べました。
三日目は4時出発。

まず大きいピークは高峰。ここへの登りがシャクナゲブッシュで歩きにくい。

タカネビランジがたくさん咲いていた。

やっと地蔵岳。オベリスクのてっぺんの真下まで岩登りしてみました。

あとは、観音岳、薬師岳と登って、長い夜叉神峠への下りです。
緩やかですが、長かった!
15時過ぎに夜叉神峠登山口に到着。
予約していたタクシーで尾白川渓谷駐車場に戻りました。(約14,000円)
(夜叉神峠辺りでタクシー会社に電話しましたが、DOCOMOしか通じませんでした。)
下る途中でちょっと遠くで雷が鳴っていましたが、雨にもあわず、無事踏破できました。
今年は、女3人で黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳、早川尾根を経て鳳凰三山、夜叉神峠まで歩いてきました。
7月23日夜大阪出発で、24日朝7時前に尾白川渓谷駐車場に到着。
駒ヶ岳神社を通って黒戸尾根を登ります。
最初は普通の樹林帯の登山道がジグザグに続いていきます。
やがて、岩場や梯子が連続するゾーンに。

梯子の一段が私には高くて、めちゃくちゃ疲れた。
岩ゾーンが終わって、突然着きました、七丈小屋。

客室は二階で、シートで区切ってあって、マットと毛布がありました。
インナーシーツを持参です。
食事は、カレー、ソーセージ、ポテトサラダ、エビフライ、お蕎麦。
お腹いっぱいになりました。
翌日は4:30に出発。
またしばらく鎖場や岩ゾーンが続き、剣が刺さった大岩を巻き上っていきます。

甲斐駒ヶ岳山頂が見えた!

山頂の祠

素晴らしい景色を楽しんで、下って行きますが、これがザレザレの道。
途中で、摩利支天に登ってみました。
ここも景色がいい。

摩利支天から甲斐駒ヶ岳

縦走路に戻って、栗沢山、アサヨ峰とアップダウンが激しいルートを必死で登ります。

アサヨ峰から甲斐駒ヶ岳

ずうっと向こうに地蔵岳のオベリスクと、後方にぼんやりと富士山。

まだまだ続くアップダウン。けっこう岩っぽいところも多くて、大変。

14:30にやっと早川尾根小屋に到着しました。

中はリフォームしたそうで、新しい木の香りがしていました。
宿泊者6人だったので、カーテンで仕切られた広い1コマを一人で使えました。
ここは夕食は自炊にしました。といっても、簡単なものばかりです。

私はサバの味噌煮、Fさんは鶏の炭火焼、Mさんは海藻と大豆などのサラダを持ってきていて、シェアして食べました。
三日目は4時出発。

まず大きいピークは高峰。ここへの登りがシャクナゲブッシュで歩きにくい。

タカネビランジがたくさん咲いていた。

やっと地蔵岳。オベリスクのてっぺんの真下まで岩登りしてみました。

あとは、観音岳、薬師岳と登って、長い夜叉神峠への下りです。
緩やかですが、長かった!
15時過ぎに夜叉神峠登山口に到着。
予約していたタクシーで尾白川渓谷駐車場に戻りました。(約14,000円)
(夜叉神峠辺りでタクシー会社に電話しましたが、DOCOMOしか通じませんでした。)
下る途中でちょっと遠くで雷が鳴っていましたが、雨にもあわず、無事踏破できました。
南アルプス縦走(黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳~鳳凰三山~夜叉神峠) / RIKOさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
2022年07月29日
南アルプス縦走 聖岳、茶臼岳、光岳
2022年7月22日から26日の4泊5日で南アルプスに行ってきました。

22日朝に大阪出発。
高速を降りて大井川沿いを走って、途中の道の駅裏から大井川の鉄橋が見えます。

しばらく走ると塩郷の吊橋というのがあったので渡ってみることに。
民家の上を通ってます。

ここの下をSLが走って来るのをテレビで見たような気もする。
大井川鐡道の千頭駅のトーマス号達

そして、畑薙ダム手前の臨時駐車場まで行き、東海フォレストのバスで椹島ロッジへ。(車は沼平ゲート前に駐車して臨時駐車場まで徒歩で戻りました。)
ロッジは快適でご飯も美味しい。
翌23日、バスで聖沢登山口まで行き、いよいよ縦走開始!
23日は聖平小屋まで行き、小屋泊り。小屋で食事の提供はありません。
シュラフを貸してくれるので、インナーシーツを持参。
あと、トイレで使用したペーパーは備え付けてあるビニル袋に入れて持ち帰りです。
茶臼小屋も同様です。
24日は、聖岳をピストンして茶臼小屋まで。
25日は、茶臼小屋から光岳ピストンで、茶臼小屋泊り。
26日に下山でした。
26日以外は天気も良く、富士山が大きく見えて、とても楽しい縦走となりました。







詳細はヤマレコで。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4523802.html

22日朝に大阪出発。
高速を降りて大井川沿いを走って、途中の道の駅裏から大井川の鉄橋が見えます。

しばらく走ると塩郷の吊橋というのがあったので渡ってみることに。
民家の上を通ってます。

ここの下をSLが走って来るのをテレビで見たような気もする。
大井川鐡道の千頭駅のトーマス号達

そして、畑薙ダム手前の臨時駐車場まで行き、東海フォレストのバスで椹島ロッジへ。(車は沼平ゲート前に駐車して臨時駐車場まで徒歩で戻りました。)
ロッジは快適でご飯も美味しい。
翌23日、バスで聖沢登山口まで行き、いよいよ縦走開始!
23日は聖平小屋まで行き、小屋泊り。小屋で食事の提供はありません。
シュラフを貸してくれるので、インナーシーツを持参。
あと、トイレで使用したペーパーは備え付けてあるビニル袋に入れて持ち帰りです。
茶臼小屋も同様です。
24日は、聖岳をピストンして茶臼小屋まで。
25日は、茶臼小屋から光岳ピストンで、茶臼小屋泊り。
26日に下山でした。
26日以外は天気も良く、富士山が大きく見えて、とても楽しい縦走となりました。







詳細はヤマレコで。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4523802.html
2013年10月18日
初めての南アルプス・北岳バットレス
2013年、10月12日から14日、北岳に行ってきました。
南アルプスに行くのは初めてで、いつか行きたいと思っていた北岳バットレスです。

今年の夏の本番は、捻挫で行けなかったので、今年初の本番です。
11日の夜、4人で大阪を出発。
芦安の駐車場で仮眠して、乗り合いタクシーで、広河原に向かいます。
9人ずつ乗っていきます。
私達は6:50頃に出発しました。

40分ほどで、広河原に着きました。快晴ですが、風が少し強い。
まずは広河原山荘へ。

登山道は、まぁ、普通の登山道ですが、岩や丸太階段で段差が大きいところがあるし、ザックの重さでスピードが出ません。
10時頃に白根御池小屋に到着です。

テント場は数か所に分かれてました。

御池のほとりにも。

水道からは飲める天然水がどばどば出るし、トイレも清潔で、すてきなテント場です。
そして向こうには、明日登る、バットレス4尾根が!

ここで、テントを張って取り付きまで下見に行くか、それとも、取り付き付近でビバークするか協議の結果、ビバークすることに・・・
それで、夕食のメニューを昼食にすることになりました。

ハンバーグ丼と味噌汁。

テントや不要な荷物を小屋の脇にデポさせてもらって、出発です。
二俣を経て、bガリーを上がって行くことにしました。


取り付きまでが分かりにくいようで、下見に来ている人たちもいました。
少し高度も上がってきました。


ブッシュの道にあった「バットレス」の岩。

下部岸壁部の2ピッチを登ります。
ロープを結んで、クライミングシューズに履き替えました。

4人だったので、私とA教官、WさんとOさんペアで登ります。

Cガリーのトラバースです。

足元崩れそうでしたが、なんとか通過しました。
(上部の崩壊で大量にガレが流れ込んでいるので、dガリーを登るほうがよかったのかも。)

樹林帯に入って4尾根の下までトラバース道を進み、取り付き下まで来ましたが、4時過ぎていたのでそのあたりでビバークすることにしました。
といっても狭い道で、一か所はほぼ平坦でしたが、私らのツェルトは斜めのところにしか張れませんでした。
予定されたビバークとはいえ、初めてのビバーク(蓬莱峡で練習したことあったけど)。
寝てる間に滑り落ちそうなので、ツェルトの天井にロープを通して、腰にスリング巻いてカラビナ付けてビレイしておきます。
トイレに行くのもロープで確保して行きます。
私は、シュラフもシュラフカバーもあまり重さが変わらないので、シュラフを持ってきてました。
が、地面の木とか石で痛いし、寒いし・・・
行動食を夕食代わりに食べて、7時前に就寝。
斜めなのでずるずる滑るし、めちゃ足冷たいと思ってたら、足半分ツェルトから出てた。
夜中に一度起きて、お湯沸かして熱い飲み物を飲んで、パンも食べました。
13日朝は4時起床。
小さいコッヘルでマルタイラーメンを2回に分けて作って食べました。
ここで寝てた。

まず、取り付き下の2ピッチを登ります。
この最初のピッチが、一番難しかったかも。残置スリングがあったので、使いまくり。
富士山の夜明け。

下の方に登って来る人のヘッドランプの灯りが数個見えてました。
2ピッチで4尾根取り付きのテラスに、たぶん、一番乗りです。

お天気もよく、こちら側は風も当たらず、爽快に登れます。

つるべ式で登っていきますが、セカンドで登っていって、ビレイポイントに着いたら、息絶え絶えなのに、A教官はすぐに「さ、登りや!」です。

(ちょっと、富士山も見ようよって言いたい。)
でっかい太陽と富士山。

左側のつるつる斜面を登ってくるパーティ。
今度来ることがあれば、ここを登ってみたい・・・無理かな。

途中で、ソロクライマーに先に行ってもらいましたが、その後にはまだ誰も登ってきていないようでした。

Oさんも登って来ました。

旧マッチ箱のコルへの懸垂ポイントです。

10mほどなので、ロープを1本外して、セットしました。

降りたところは、狭いバンドになっていて、そこからまた登ります。
右脇を登りました。

登って懸垂したところを見たら、結構、高度感のあるところだったのね。

お腹がすいてきたので、ちょっと休憩しました。

ここからは、W&Oペアに先に行ってもらいました。
真っ直ぐ登って、崩壊した枯れ木のテラス部のトラバースです。

登ってみると、手すりのようにしっかり手で持てるのですが、これもまたバリっと剥がれるように崩壊するのではないかという不安がありました。
崩壊したところを覗いてみました。

そして、最後の城塞のチムニーを登ります。
(手が離せず、写真なし)
ここもちょっと難しくて、残置スリングのお世話になりました。
ここを抜けると、緩斜面になり、登攀終了です。

ロープやギアをザックに入れて、北岳山頂に向かいます。

稜線に出ると、風が強くて寒い~
けど、富士山もばっちり見える~

12時に山頂着。で記念写真。

景色を楽しむ人でにぎわってました。

三角点も見たし、下山します。

ずっと続く縦走路も面白そう。

草すべりをどんどん下山しました。
小石が滑りそうだし、岩も人通りが多いせいかツルツルしていて、転ばないように気をつけて下っていきました。
やっと、白根御池小屋の池とテント場が見えてきました。

14:30小屋に到着。

平坦なところにテントを設営して、のんびりしてます。
好きな飲み物を飲んで、おつまみを食べて、登攀成功を祝いました。

いろいろ話が出て、楽しいひと時でした。
そのまま夕食タイムになって、カレーを食べて、やっと、歯を磨いてすっきり。
4尾根をまた見て、テントに入りました。

いつもはぎゅうぎゅう詰めで「狭い!」って思っていたテントも、あのビバークの後では、極楽、極楽~
平坦だし、石も取り除いたし、エアマットあるし、シュラフ+シュラフカバーでぬくぬく・・・
もう、腰に巻いたスリングでシュラフのファスナーを閉められなくて寒い思いをしなくてもいいし。
暗くなってから戻ってくる人や到着した人がいて、8時ごろまで話声が聞こえてましたが、熟睡。
14日は、4:20起床で雑炊をささっと食べて、6時頃に出発。
8時前には広河原に着き、乗り合いタクシーに乗って、芦安に戻れました。
10月のアルプスでのクライミングということで、ちょっと不安もありましたが、無事楽しめてよかったです。
みなさま、お疲れ様でした。
南アルプスに行くのは初めてで、いつか行きたいと思っていた北岳バットレスです。

今年の夏の本番は、捻挫で行けなかったので、今年初の本番です。
11日の夜、4人で大阪を出発。
芦安の駐車場で仮眠して、乗り合いタクシーで、広河原に向かいます。
9人ずつ乗っていきます。
私達は6:50頃に出発しました。

40分ほどで、広河原に着きました。快晴ですが、風が少し強い。
まずは広河原山荘へ。

登山道は、まぁ、普通の登山道ですが、岩や丸太階段で段差が大きいところがあるし、ザックの重さでスピードが出ません。
10時頃に白根御池小屋に到着です。

テント場は数か所に分かれてました。

御池のほとりにも。

水道からは飲める天然水がどばどば出るし、トイレも清潔で、すてきなテント場です。
そして向こうには、明日登る、バットレス4尾根が!

ここで、テントを張って取り付きまで下見に行くか、それとも、取り付き付近でビバークするか協議の結果、ビバークすることに・・・
それで、夕食のメニューを昼食にすることになりました。

ハンバーグ丼と味噌汁。

テントや不要な荷物を小屋の脇にデポさせてもらって、出発です。
二俣を経て、bガリーを上がって行くことにしました。


取り付きまでが分かりにくいようで、下見に来ている人たちもいました。
少し高度も上がってきました。

ブッシュの道にあった「バットレス」の岩。

下部岸壁部の2ピッチを登ります。
ロープを結んで、クライミングシューズに履き替えました。

4人だったので、私とA教官、WさんとOさんペアで登ります。

Cガリーのトラバースです。

足元崩れそうでしたが、なんとか通過しました。
(上部の崩壊で大量にガレが流れ込んでいるので、dガリーを登るほうがよかったのかも。)

樹林帯に入って4尾根の下までトラバース道を進み、取り付き下まで来ましたが、4時過ぎていたのでそのあたりでビバークすることにしました。
といっても狭い道で、一か所はほぼ平坦でしたが、私らのツェルトは斜めのところにしか張れませんでした。
予定されたビバークとはいえ、初めてのビバーク(蓬莱峡で練習したことあったけど)。
寝てる間に滑り落ちそうなので、ツェルトの天井にロープを通して、腰にスリング巻いてカラビナ付けてビレイしておきます。
トイレに行くのもロープで確保して行きます。
私は、シュラフもシュラフカバーもあまり重さが変わらないので、シュラフを持ってきてました。
が、地面の木とか石で痛いし、寒いし・・・
行動食を夕食代わりに食べて、7時前に就寝。
斜めなのでずるずる滑るし、めちゃ足冷たいと思ってたら、足半分ツェルトから出てた。
夜中に一度起きて、お湯沸かして熱い飲み物を飲んで、パンも食べました。
13日朝は4時起床。
小さいコッヘルでマルタイラーメンを2回に分けて作って食べました。
ここで寝てた。

まず、取り付き下の2ピッチを登ります。
この最初のピッチが、一番難しかったかも。残置スリングがあったので、使いまくり。
富士山の夜明け。

下の方に登って来る人のヘッドランプの灯りが数個見えてました。
2ピッチで4尾根取り付きのテラスに、たぶん、一番乗りです。

お天気もよく、こちら側は風も当たらず、爽快に登れます。

つるべ式で登っていきますが、セカンドで登っていって、ビレイポイントに着いたら、息絶え絶えなのに、A教官はすぐに「さ、登りや!」です。

(ちょっと、富士山も見ようよって言いたい。)
でっかい太陽と富士山。

左側のつるつる斜面を登ってくるパーティ。
今度来ることがあれば、ここを登ってみたい・・・無理かな。

途中で、ソロクライマーに先に行ってもらいましたが、その後にはまだ誰も登ってきていないようでした。
Oさんも登って来ました。

旧マッチ箱のコルへの懸垂ポイントです。
10mほどなので、ロープを1本外して、セットしました。
降りたところは、狭いバンドになっていて、そこからまた登ります。
右脇を登りました。

登って懸垂したところを見たら、結構、高度感のあるところだったのね。
お腹がすいてきたので、ちょっと休憩しました。
ここからは、W&Oペアに先に行ってもらいました。
真っ直ぐ登って、崩壊した枯れ木のテラス部のトラバースです。

登ってみると、手すりのようにしっかり手で持てるのですが、これもまたバリっと剥がれるように崩壊するのではないかという不安がありました。
崩壊したところを覗いてみました。

そして、最後の城塞のチムニーを登ります。
(手が離せず、写真なし)
ここもちょっと難しくて、残置スリングのお世話になりました。
ここを抜けると、緩斜面になり、登攀終了です。
ロープやギアをザックに入れて、北岳山頂に向かいます。

稜線に出ると、風が強くて寒い~
けど、富士山もばっちり見える~

12時に山頂着。で記念写真。

景色を楽しむ人でにぎわってました。

三角点も見たし、下山します。

ずっと続く縦走路も面白そう。

草すべりをどんどん下山しました。
小石が滑りそうだし、岩も人通りが多いせいかツルツルしていて、転ばないように気をつけて下っていきました。
やっと、白根御池小屋の池とテント場が見えてきました。

14:30小屋に到着。

平坦なところにテントを設営して、のんびりしてます。
好きな飲み物を飲んで、おつまみを食べて、登攀成功を祝いました。

いろいろ話が出て、楽しいひと時でした。
そのまま夕食タイムになって、カレーを食べて、やっと、歯を磨いてすっきり。
4尾根をまた見て、テントに入りました。

いつもはぎゅうぎゅう詰めで「狭い!」って思っていたテントも、あのビバークの後では、極楽、極楽~
平坦だし、石も取り除いたし、エアマットあるし、シュラフ+シュラフカバーでぬくぬく・・・
もう、腰に巻いたスリングでシュラフのファスナーを閉められなくて寒い思いをしなくてもいいし。
暗くなってから戻ってくる人や到着した人がいて、8時ごろまで話声が聞こえてましたが、熟睡。
14日は、4:20起床で雑炊をささっと食べて、6時頃に出発。
8時前には広河原に着き、乗り合いタクシーに乗って、芦安に戻れました。
10月のアルプスでのクライミングということで、ちょっと不安もありましたが、無事楽しめてよかったです。
みなさま、お疲れ様でした。