2023年10月13日
ラストフロンティア伊藤新道~竹村新道
2023年10月2日から5日、北アルプス・伊藤新道から竹村新道に行ってきました。
かつて黒部源流へのルートとして開拓され、雲ノ平への最短ルートとしてにぎわっていたと言われる伊藤新道ですが、岩壁が崩壊し廃道となり歩く人もほとんどいなくなったということです。
それを小屋の方々が再整備され、今年の8月に復活、開通されたというので行ってきました。
七倉温泉駐車場からタクシーで高瀬ダムへ。
そこから川沿いの道を歩いて、2時間ほどで湯俣温泉に着きました。
改装中の湯俣山荘。(宿泊は出来るそうです。)

今夜の泊りは川を渡ったところにある晴嵐荘で、ジップラインで川を越えます。

晴嵐荘
スパイスカレーをいただき、温泉に入って就寝。

翌日は5時半ごろ出発し、とりあえず、右岸に渡渉。
堰堤を超えると、川から湯気が上がってます。
しばらく進むと、右側に墳湯球が見えてきました。

第一から第五吊橋まであったそうですが、第一、三、五の吊橋が再建されてます。
第一吊橋。

ガンダム岩。
ホッチキスのような足場があるので、それを使って超えました。

何度も渡渉して進みます。流れが重い!
秋になって水位も下がってるらしいですが、膝上になってくると必死で踏ん張らないと流されそうです。

渡渉箇所や巻き道箇所には、ケルンと赤リボンがありますが、よく見ないと分かりにくいところも。
ルートファインディングしながら、適切な渡渉ポイントを探しながら進んで行く、冒険っぽいルート。

第三吊橋を過ぎると、少し浅めになって渡渉しやすくなりました。
第五吊橋を渡ると、遡行部分は終わります。

ここから急な登りで、ざれたところもありました。
眼下に第五吊橋。

一旦、赤沢に下り、そこから森に入ります。これまた急で、登りにくいところはロープや梯子が付けられています。
登りきると、少しなだらかになり景色が開けてきます。
奥に槍ヶ岳。

展望台から。

やがて、水平な巻道ルートになって、紅葉が美しい。

三俣山荘に到着しました。

夕食は、鹿肉のジビエシチュー。美味しかった!
夜中から風が強くなり、翌日は、早朝から雨。
出発を少し遅らせ、予定していた烏帽子岳までの縦走はやめて、裏銀座途中の分岐から竹村新道に入って湯俣に下ることにしました。
ちょっと残念ですが、裏銀座、少しだけ歩きました。
赤や、オレンジ、黄、緑の曼陀羅模様が素晴らしい山並み。


竹村新道は最初はけっこう片側が切れ落ちたところもあって、緊張しました。
下りが長い~
湯俣からまたジップラインで川を渡って、高瀬ダムまで歩きます。
が、タクシーが終わってたので、途中にある名無避難小屋で泊まりました。
誰もいないかと思ったら、学生さんが一人いらっしゃいました。
見た目ちょっと・・・な小屋でしたが、そんなに悪くなかったです。
さて、沢ゾーンで使った装備ですが、靴は、先日買ったモンベルのラバーソウルの沢靴(サワークライマー)。
ソックスはネオプレン。(登山靴は持って行かず、下山もすべてこれ一足でした。)
雨の中、黒部源流までの下りも、濡れても平気なので、どんどん歩けました。(岩苔乗越まで、めっちゃしんどかったですが・・・)
友人たちは、グリップ力のあるサンダルでしたが、砂が入ってくるのが難点だったそうです。
今回の伊藤新道のために買った沢靴でしたが、大活躍。
ウェアは、薄手のウールシャツにフリース、レインジャケット。ウールタイツに沢用タイツ、短パン。
ザック内はもちろん、ビニール袋(2重)で防水対策をして、極力軽量化しました。
今まで見たことのない沢沿いの山の景色をたっぷり楽しめた、素晴らしいルートでした。
また来年も行ってみたい!!
ヤマレコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6011523.html
かつて黒部源流へのルートとして開拓され、雲ノ平への最短ルートとしてにぎわっていたと言われる伊藤新道ですが、岩壁が崩壊し廃道となり歩く人もほとんどいなくなったということです。
それを小屋の方々が再整備され、今年の8月に復活、開通されたというので行ってきました。
七倉温泉駐車場からタクシーで高瀬ダムへ。
そこから川沿いの道を歩いて、2時間ほどで湯俣温泉に着きました。
改装中の湯俣山荘。(宿泊は出来るそうです。)

今夜の泊りは川を渡ったところにある晴嵐荘で、ジップラインで川を越えます。

晴嵐荘
スパイスカレーをいただき、温泉に入って就寝。

翌日は5時半ごろ出発し、とりあえず、右岸に渡渉。
堰堤を超えると、川から湯気が上がってます。
しばらく進むと、右側に墳湯球が見えてきました。

第一から第五吊橋まであったそうですが、第一、三、五の吊橋が再建されてます。
第一吊橋。

ガンダム岩。
ホッチキスのような足場があるので、それを使って超えました。

何度も渡渉して進みます。流れが重い!
秋になって水位も下がってるらしいですが、膝上になってくると必死で踏ん張らないと流されそうです。

渡渉箇所や巻き道箇所には、ケルンと赤リボンがありますが、よく見ないと分かりにくいところも。
ルートファインディングしながら、適切な渡渉ポイントを探しながら進んで行く、冒険っぽいルート。

第三吊橋を過ぎると、少し浅めになって渡渉しやすくなりました。
第五吊橋を渡ると、遡行部分は終わります。

ここから急な登りで、ざれたところもありました。
眼下に第五吊橋。

一旦、赤沢に下り、そこから森に入ります。これまた急で、登りにくいところはロープや梯子が付けられています。
登りきると、少しなだらかになり景色が開けてきます。
奥に槍ヶ岳。

展望台から。

やがて、水平な巻道ルートになって、紅葉が美しい。

三俣山荘に到着しました。

夕食は、鹿肉のジビエシチュー。美味しかった!
夜中から風が強くなり、翌日は、早朝から雨。
出発を少し遅らせ、予定していた烏帽子岳までの縦走はやめて、裏銀座途中の分岐から竹村新道に入って湯俣に下ることにしました。
ちょっと残念ですが、裏銀座、少しだけ歩きました。
赤や、オレンジ、黄、緑の曼陀羅模様が素晴らしい山並み。


竹村新道は最初はけっこう片側が切れ落ちたところもあって、緊張しました。
下りが長い~
湯俣からまたジップラインで川を渡って、高瀬ダムまで歩きます。
が、タクシーが終わってたので、途中にある名無避難小屋で泊まりました。
誰もいないかと思ったら、学生さんが一人いらっしゃいました。
見た目ちょっと・・・な小屋でしたが、そんなに悪くなかったです。
さて、沢ゾーンで使った装備ですが、靴は、先日買ったモンベルのラバーソウルの沢靴(サワークライマー)。
ソックスはネオプレン。(登山靴は持って行かず、下山もすべてこれ一足でした。)
雨の中、黒部源流までの下りも、濡れても平気なので、どんどん歩けました。(岩苔乗越まで、めっちゃしんどかったですが・・・)
友人たちは、グリップ力のあるサンダルでしたが、砂が入ってくるのが難点だったそうです。
今回の伊藤新道のために買った沢靴でしたが、大活躍。
ウェアは、薄手のウールシャツにフリース、レインジャケット。ウールタイツに沢用タイツ、短パン。
ザック内はもちろん、ビニール袋(2重)で防水対策をして、極力軽量化しました。
今まで見たことのない沢沿いの山の景色をたっぷり楽しめた、素晴らしいルートでした。
また来年も行ってみたい!!
ヤマレコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6011523.html
2021年08月07日
白馬岳から栂海新道
2021年7月29日から8月1日まで、3泊4日で白馬岳から栂海新道まで、クライミング仲間のFさんと縦走してきました。
28日の天気予報では、29日、30日雨マークがあり、迷いましたが思い切って出発!
28日夜に大阪からバスで白馬駅を経て猿倉へ。

登山届を出して、白馬岳を目指します。

雪渓ゾーンに入ります。

軽アイゼンで登ります。

雪渓が終わり、斜面の道を登って行くと、いろんな高山植物がいっぱい。

途中で雨が降りましたが、すぐに上がって、雷も遠ざかったのでよかった。

ウルップソウもまだ咲いてました。

もうすぐ、白馬頂上宿舎。

テントを設営して、ちょっと丸山方面に登ってみました。
夕焼けと剱岳

宿舎とテント場

テントに入って、足が攣ったので、漢方薬投与しました。
まったり過ごして、夕食準備。
Fさんが準備してきてくれたぺミカンで野菜たっぷりの味噌炒めを作りました。
30日は4時過ぎに出発で白馬岳に。

だんだんガスも晴れてきて気持ちのよい縦走路に、コマクサも咲いています。


三国境を経て、雪倉岳への縦走路に入ります。


夏山らしい景色。


雪倉岳避難小屋から雪倉岳への登り!

汗だくで雪倉岳山頂。

まだまだ続く縦走路、どんどん下って、赤男山を巻く道に入り、しばらく木道が続いたり、歩きやすい。

次々にお花畑が現れ、楽園でした。
水芭蕉が咲いている。

朝日岳への登りルートと朝日小屋のある朝日平への分岐に来ました。
朝日小屋のテント場に泊まるので、水平道を行きます。

水平道といってもアップダウンありで、結構長い。途中2か所で巻き道にルート変更されていました。
キヌガサソウがたくさん咲いてました。

やっと朝日小屋に到着。雨が降らなくてよかった!

受付をしてテント設営。小屋のご飯は美味しそうでしたが、我々も具沢山のカレーを作りました。

海藻サラダも食べて、満足。
翌日は、白鳥小屋まで行く予定で、10時間以上の行動時間になるのですが、もし昼12時までに栂海山荘に着かなかったら、そこで泊まることにしようと決定。
(小屋の人にも、栂海山荘に1時頃に着いたからといって、突っ込んで行ったらえらい目にあいますよ!って言われてたし。)
そして、葛根湯をお湯で溶かして飲んで、就寝・・・
31日は、3時40分に出発。朝日岳に到着すると朝日が昇ってきました。

吹上のコルでちょっと休憩。

まだアルプスらしい楽園が続きます。


アヤメ平付近には、アヤメが咲いてます。山でアヤメが咲いているとはちょっと意外。

湿地帯が多く、木道があるので歩きやすいですが、所々、ずぶずぶです。
でも、水が取れるので助かります。
そして、ここからが長かった!
サワガニ山の手前の急な登りでええかげん疲れたけど、さらに犬ヶ岳の急坂で疲れ切る・・・

登山道の草が刈られたばかりやなあ、って言っていたら、途中から草刈り機の音がしてきて、整備中の方にお会いしました。
細尾根や、岩が露出した危険部分にはロープが付けられ、また、崩れて通れなくなったところも巻き道が付けられていました。

水補給して犬ヶ岳へ。

犬ヶ岳山頂を少し進むと、栂海新道を開拓した小野氏の写真がありました。

栂海山荘に着いたのが11時半頃。これで先に進める!ということで、行動食で休憩です。

とはいえ、栂海山荘から白鳥小屋までコースタイムで4時間。
黄連山、菊石山とアップダウンを繰り返し、強烈にしんどかったのが、下駒岳。

以後は歩いていたら着くやろ~という感じで、歩いて行ったら、着きました。
白鳥小屋。

誰もいなかったので、小屋で泊まることにしました。(一人2000円です。)
夕食はタラコスパ、海藻サラダ、ミネストローネスープ。

2人だけだったので、広々と寝ることができました。
最終日8月1日は、日本海へ向かって下るだけ、と思ったら、また急坂で歩きにくいし、低山で暑い。
それでも、ブナのきれいな森が続いているので、ときどき眺めて楽しみました。
杉の大木も多かった。

そして、ついに、親不知の登山口。

日本海に降りて行きます。

波打ち際で靴を脱いで足を浸して、縦走終了!
不安もありましたが、無事歩けました!
Fさん、たくさん装備持っていただき、ありがとうございました!
全身汗でびしょ濡れなので、すぐそばの親不知観光ホテルのお風呂に入って、さっぱり。本当に、さっぱりした!
親不知駅までの車送迎付きで1500円。大阪までの帰りの時間も調べていただき助かりました。
帰りの新幹線が超快適でした。
28日の天気予報では、29日、30日雨マークがあり、迷いましたが思い切って出発!
28日夜に大阪からバスで白馬駅を経て猿倉へ。

登山届を出して、白馬岳を目指します。

雪渓ゾーンに入ります。

軽アイゼンで登ります。

雪渓が終わり、斜面の道を登って行くと、いろんな高山植物がいっぱい。

途中で雨が降りましたが、すぐに上がって、雷も遠ざかったのでよかった。

ウルップソウもまだ咲いてました。

もうすぐ、白馬頂上宿舎。

テントを設営して、ちょっと丸山方面に登ってみました。
夕焼けと剱岳

宿舎とテント場

テントに入って、足が攣ったので、漢方薬投与しました。
まったり過ごして、夕食準備。
Fさんが準備してきてくれたぺミカンで野菜たっぷりの味噌炒めを作りました。
30日は4時過ぎに出発で白馬岳に。

だんだんガスも晴れてきて気持ちのよい縦走路に、コマクサも咲いています。


三国境を経て、雪倉岳への縦走路に入ります。


夏山らしい景色。


雪倉岳避難小屋から雪倉岳への登り!

汗だくで雪倉岳山頂。

まだまだ続く縦走路、どんどん下って、赤男山を巻く道に入り、しばらく木道が続いたり、歩きやすい。

次々にお花畑が現れ、楽園でした。
水芭蕉が咲いている。

朝日岳への登りルートと朝日小屋のある朝日平への分岐に来ました。
朝日小屋のテント場に泊まるので、水平道を行きます。

水平道といってもアップダウンありで、結構長い。途中2か所で巻き道にルート変更されていました。
キヌガサソウがたくさん咲いてました。

やっと朝日小屋に到着。雨が降らなくてよかった!

受付をしてテント設営。小屋のご飯は美味しそうでしたが、我々も具沢山のカレーを作りました。

海藻サラダも食べて、満足。
翌日は、白鳥小屋まで行く予定で、10時間以上の行動時間になるのですが、もし昼12時までに栂海山荘に着かなかったら、そこで泊まることにしようと決定。
(小屋の人にも、栂海山荘に1時頃に着いたからといって、突っ込んで行ったらえらい目にあいますよ!って言われてたし。)
そして、葛根湯をお湯で溶かして飲んで、就寝・・・
31日は、3時40分に出発。朝日岳に到着すると朝日が昇ってきました。

吹上のコルでちょっと休憩。

まだアルプスらしい楽園が続きます。


アヤメ平付近には、アヤメが咲いてます。山でアヤメが咲いているとはちょっと意外。

湿地帯が多く、木道があるので歩きやすいですが、所々、ずぶずぶです。
でも、水が取れるので助かります。
そして、ここからが長かった!
サワガニ山の手前の急な登りでええかげん疲れたけど、さらに犬ヶ岳の急坂で疲れ切る・・・

登山道の草が刈られたばかりやなあ、って言っていたら、途中から草刈り機の音がしてきて、整備中の方にお会いしました。
細尾根や、岩が露出した危険部分にはロープが付けられ、また、崩れて通れなくなったところも巻き道が付けられていました。

水補給して犬ヶ岳へ。

犬ヶ岳山頂を少し進むと、栂海新道を開拓した小野氏の写真がありました。

栂海山荘に着いたのが11時半頃。これで先に進める!ということで、行動食で休憩です。

とはいえ、栂海山荘から白鳥小屋までコースタイムで4時間。
黄連山、菊石山とアップダウンを繰り返し、強烈にしんどかったのが、下駒岳。

以後は歩いていたら着くやろ~という感じで、歩いて行ったら、着きました。
白鳥小屋。

誰もいなかったので、小屋で泊まることにしました。(一人2000円です。)
夕食はタラコスパ、海藻サラダ、ミネストローネスープ。

2人だけだったので、広々と寝ることができました。
最終日8月1日は、日本海へ向かって下るだけ、と思ったら、また急坂で歩きにくいし、低山で暑い。
それでも、ブナのきれいな森が続いているので、ときどき眺めて楽しみました。
杉の大木も多かった。

そして、ついに、親不知の登山口。

日本海に降りて行きます。

波打ち際で靴を脱いで足を浸して、縦走終了!
不安もありましたが、無事歩けました!
Fさん、たくさん装備持っていただき、ありがとうございました!
全身汗でびしょ濡れなので、すぐそばの親不知観光ホテルのお風呂に入って、さっぱり。本当に、さっぱりした!
親不知駅までの車送迎付きで1500円。大阪までの帰りの時間も調べていただき助かりました。
帰りの新幹線が超快適でした。
2020年11月10日
涸沢でキャンプ&北穂東稜
2020年9月26日から29日の3泊4日で、北アルプスに行ってきました!

土曜日の朝、大阪を出発。上高地には昼過ぎに到着で、徳澤園まで歩きました。

先日葛城山で設営練習したので、スムーズに出来ました。
新型コロナウィルスのせいで、各自個人テントです。

夕食も各自で準備です。ほうれん草スパゲティとハンバーグ。

装備はちょっと重たくなりますが、一人は気楽~
しかし、夜雨が降ってきて、テントにこもるのでみんなと話が出来ない。徳澤園ではLINEが使えたので、それで明日の打ち合わせを行い就寝。
翌朝には雨も上がっていて、予定通り涸沢に向かって出発。
徳澤園からだったので、早々に到着してしまいました。
紅葉は少しだけ。

テント場は岩だらけなので、コンパネが借りられますが、まあ大丈夫だろうと借りなかったらちょっと凸凹してました。

テントは2人用なので、広々。

時間がたっぷりあったので、翌日行く北穂東稜の取り付きまで確認に行くことにしました。
まずは涸沢小屋の横から南稜を登って行きます。


途中から東稜を目指して右に折れます。

確認できたので、また南稜を下って、テントに戻りました。
日曜日の夜でしたが、結構テント数はありました。でも、水道やトイレに並ぶことはなかったです。
夕食は、アルファ米に生協の鰻丼とワンタンスープ。

少し残ったので、翌朝は鰻(ちょっとしかなかったけど)茶漬けにしました。
ついに、アタック日。4時前出発で、北穂南稜を登り、東稜に向かう途中で陽が昇ってきました。
朝日を受ける前穂北尾根。

東稜のコルでハーネスなど装備を整え、出発。ゴジラの背と呼ばれる切り立ったトラバースが始まります。
手も足もホールドがあるので、ロープなしですが、一箇所使いました。落ちたら終わりなので、超慎重でした。

ゴジラの背の終わりは懸垂下降で降りました。

あっという間に終わった・・・

そして北穂小屋まで登ります。

小屋のテラスに直登です。

休憩なしで北穂山頂に。

北穂東稜の後は南稜を下って、その日のうちに上高地に戻る人が多いですが、私達はもう1泊する予定なので、奥穂高岳まで足をのばします。
涸沢岳までが遠かった・・・

岩稜ルートを歩きながら、ときどき、槍を振り返る。

穂高岳山荘の前で行動食休憩しました。

山荘から奥穂まで、鉄梯子や鎖場が続いて、またまた緊張のルートです。やがて傾斜が緩くなって奥穂にたどり着きました。
雲海に浮かぶジャンダルム。

平日でもそこそこ登山者がおり、順番に写真を撮ってました。

山荘まで戻り、ザイテングラートから涸沢に下山しました。

朝歩いていたゴジラの背。

テント場に戻り、のんびり。北穂東稜と奥穂までの縦走の余韻に浸って、フリーズドライのカレーを食べました。
最終日、上高地に戻ってきました。

3泊4日の北アルプス、キャンプと登山をたっぷり楽しみました!

土曜日の朝、大阪を出発。上高地には昼過ぎに到着で、徳澤園まで歩きました。

先日葛城山で設営練習したので、スムーズに出来ました。
新型コロナウィルスのせいで、各自個人テントです。

夕食も各自で準備です。ほうれん草スパゲティとハンバーグ。

装備はちょっと重たくなりますが、一人は気楽~
しかし、夜雨が降ってきて、テントにこもるのでみんなと話が出来ない。徳澤園ではLINEが使えたので、それで明日の打ち合わせを行い就寝。
翌朝には雨も上がっていて、予定通り涸沢に向かって出発。
徳澤園からだったので、早々に到着してしまいました。
紅葉は少しだけ。
テント場は岩だらけなので、コンパネが借りられますが、まあ大丈夫だろうと借りなかったらちょっと凸凹してました。

テントは2人用なので、広々。

時間がたっぷりあったので、翌日行く北穂東稜の取り付きまで確認に行くことにしました。
まずは涸沢小屋の横から南稜を登って行きます。
途中から東稜を目指して右に折れます。
確認できたので、また南稜を下って、テントに戻りました。
日曜日の夜でしたが、結構テント数はありました。でも、水道やトイレに並ぶことはなかったです。
夕食は、アルファ米に生協の鰻丼とワンタンスープ。
少し残ったので、翌朝は鰻(ちょっとしかなかったけど)茶漬けにしました。
ついに、アタック日。4時前出発で、北穂南稜を登り、東稜に向かう途中で陽が昇ってきました。
朝日を受ける前穂北尾根。

東稜のコルでハーネスなど装備を整え、出発。ゴジラの背と呼ばれる切り立ったトラバースが始まります。
手も足もホールドがあるので、ロープなしですが、一箇所使いました。落ちたら終わりなので、超慎重でした。

ゴジラの背の終わりは懸垂下降で降りました。

あっという間に終わった・・・
そして北穂小屋まで登ります。

小屋のテラスに直登です。
休憩なしで北穂山頂に。
北穂東稜の後は南稜を下って、その日のうちに上高地に戻る人が多いですが、私達はもう1泊する予定なので、奥穂高岳まで足をのばします。
涸沢岳までが遠かった・・・

岩稜ルートを歩きながら、ときどき、槍を振り返る。

穂高岳山荘の前で行動食休憩しました。

山荘から奥穂まで、鉄梯子や鎖場が続いて、またまた緊張のルートです。やがて傾斜が緩くなって奥穂にたどり着きました。
雲海に浮かぶジャンダルム。

平日でもそこそこ登山者がおり、順番に写真を撮ってました。

山荘まで戻り、ザイテングラートから涸沢に下山しました。
朝歩いていたゴジラの背。
テント場に戻り、のんびり。北穂東稜と奥穂までの縦走の余韻に浸って、フリーズドライのカレーを食べました。
最終日、上高地に戻ってきました。

3泊4日の北アルプス、キャンプと登山をたっぷり楽しみました!
2017年10月22日
徳沢園でキャンプ&蝶ヶ岳
2017年10月8日は、蝶ヶ岳に登ってきました。

6日の夜に大阪を出発。
7日朝、アカンダナ駐車場からバスで上高地。昼頃には雨は止むだろうと予想してましたが、なかなか止まず、予定の山登りは止めて、上高地を散策しながら、徳沢園に向かうことにしました。

こんなときにしか行かない場所めぐりです。
穂高神社奥宮・明神池に初めて拝観料を払って行ってみました。

翌8日に、穂高神社奥宮例祭(山の安全と神の恵みに感謝するお祭り)があるそうで、飾りのついた舟が準備されてました。

つながってますが、二之池が奥にあります。

ほぼ平地歩きですが、そろそろザックの重みが肩にずっしりきたころ、徳沢園に到着。

テント場には猿の軍団が木の実とか食べに来ていました。

夕食はキムチ焼きそばと豚汁。
朝食も豚汁とごはん。
6時出発です。
横尾から登山道に入ります。

しばらく登ると槍見台。

登山道は石がごろごろした部分が多かったです。
それより、紅葉がない!
やっと樹林帯を抜け、槍穂が目の前に!


こっちにも槍はあります。
三角点。

蝶槍に向かいます。

黄葉、紅葉、緑の3色に槍ヶ岳。

蝶槍は岩が積み重なったピークでした。

戻って、蝶ヶ岳ヒュッテに向かいます。

ヒュッテで昼ごはんにしました。
カルボナーラ、オニオンスープ付き。わりと美味しかったです。

山頂に行き、景色を見渡してると、Men'sビオレのシートの真新しいパックが落ちていて、Kさんが回収してくれました。
(これが後に役立つことに・・・)

以前から気になっていた、長塀尾根の途中にある「妖精ノ池」。
やっぱり・・・それほど、メルヘンチックではなかったし・・・

他にも小さい池がいくつかあり、周辺の登山道がぬかるんでました。
ぬかるみを避けようとして、つまづき、手、膝をついてしまいました。
泥んこの手とズボンの膝を拭きたい~ と、思っていたら、さっき拾ったMen'sビオレを出してくれて、きれいに拭けました。
長塀山を経て、徳沢園に下りてきました。

夕食は、フリーズドライのカレー、玉子サラダ。
食後ちょっと仮眠しようとなって、ときどき、LINEとか見てたけど、結局、朝まで寝てました。
朝は雑炊を食べて、撤収にかかります。
上高地への道を、景色を見ながら歩いていきました。行きのときよりも、紅葉してるような気がしました。





上高地はやはりにぎわってました。

もう一つのルートは雨で行けませんでしたが、キャンプと槍穂の景色を楽しんだ山行となりました。
今度は、槍穂の方に行こう!
6日の夜に大阪を出発。
7日朝、アカンダナ駐車場からバスで上高地。昼頃には雨は止むだろうと予想してましたが、なかなか止まず、予定の山登りは止めて、上高地を散策しながら、徳沢園に向かうことにしました。
こんなときにしか行かない場所めぐりです。
穂高神社奥宮・明神池に初めて拝観料を払って行ってみました。
翌8日に、穂高神社奥宮例祭(山の安全と神の恵みに感謝するお祭り)があるそうで、飾りのついた舟が準備されてました。
つながってますが、二之池が奥にあります。
ほぼ平地歩きですが、そろそろザックの重みが肩にずっしりきたころ、徳沢園に到着。
テント場には猿の軍団が木の実とか食べに来ていました。
夕食はキムチ焼きそばと豚汁。
朝食も豚汁とごはん。
6時出発です。
横尾から登山道に入ります。
しばらく登ると槍見台。
登山道は石がごろごろした部分が多かったです。
それより、紅葉がない!
やっと樹林帯を抜け、槍穂が目の前に!

こっちにも槍はあります。
三角点。
蝶槍に向かいます。
黄葉、紅葉、緑の3色に槍ヶ岳。
蝶槍は岩が積み重なったピークでした。
戻って、蝶ヶ岳ヒュッテに向かいます。

ヒュッテで昼ごはんにしました。
カルボナーラ、オニオンスープ付き。わりと美味しかったです。
山頂に行き、景色を見渡してると、Men'sビオレのシートの真新しいパックが落ちていて、Kさんが回収してくれました。
(これが後に役立つことに・・・)
以前から気になっていた、長塀尾根の途中にある「妖精ノ池」。
やっぱり・・・それほど、メルヘンチックではなかったし・・・
他にも小さい池がいくつかあり、周辺の登山道がぬかるんでました。
ぬかるみを避けようとして、つまづき、手、膝をついてしまいました。
泥んこの手とズボンの膝を拭きたい~ と、思っていたら、さっき拾ったMen'sビオレを出してくれて、きれいに拭けました。
長塀山を経て、徳沢園に下りてきました。
夕食は、フリーズドライのカレー、玉子サラダ。
食後ちょっと仮眠しようとなって、ときどき、LINEとか見てたけど、結局、朝まで寝てました。
朝は雑炊を食べて、撤収にかかります。
上高地への道を、景色を見ながら歩いていきました。行きのときよりも、紅葉してるような気がしました。
上高地はやはりにぎわってました。
もう一つのルートは雨で行けませんでしたが、キャンプと槍穂の景色を楽しんだ山行となりました。
今度は、槍穂の方に行こう!
2017年08月23日
剱岳 剱沢テント場で終了~
2017年8月11日~13日、剱岳に登って・・・きたかったです。

10日夜に大阪を出発。駐車場で車中で仮眠して立山駅へ。

早朝から多くの人が切符売り場に並んでます。
知っている人も多くいて、みんな、剱沢テント場をベースにいろんなルートを登るようです。
ケーブルカー、バスを乗り継ぎ、室堂に到着。
どんよりした天気です。


雷鳥沢のテント場が見えてきました。

3時間ほどで、剱沢のキャンプ場に到着しました。

テントを設営し、しばらく休憩。

水場で食料を冷やしてます。

行く前から降水確率が高く、行けるかどうか分からなかったのですが、やはり、天気は悪くなりそうです。
源次郎尾根を登る予定なので、取り付きまで確認に行きました。

戻ってくる途中、ヘリコプターの音がしますが、ガスで見えず、突然沢すれすれの低い位置から現れたので驚きました。

吹きおろしの風がすごいので、岩にへばりついてやりすごしました。
テントに戻り、夕食を食べ、明日の計画を再確認し(たぶん雨やろなーと思いながら)就寝。
翌朝は2:30に起きましたが、雨雲レーダーを見ると、すぐに雨が降ってきそうなので、待機することにしました。
で、結局、1日停滞でした。
登ったパーティもあったようですが、我々のレベルでは、待機でよかったと思います。
ときおり、晴れてますが、1日中断続的に雨が降りました。

外に出ると、テントがいっぱい増えてます!


剱沢小屋に買い出しに行ってきました。
小屋前の剱岳の写真スポットですが、残念ながら、ガスで見えませんでした。

昼過ぎに、八峰に行く予定だった、3人が戻ってきて、全員で夕食を食べて、大人数で来た楽しさを味わえました。

一部のメンバーはまだ2泊して別のルートを登る予定でしたが、私と4人は帰ります。


あと1日あれば、登れたのになー

帰るときにやっと晴れる。(まあ、ずぶ濡れで帰るよりはいいけど。)

温泉に寄って、台湾料理を食べて帰阪しました。

また来年、チャレンジしたいと思います。
10日夜に大阪を出発。駐車場で車中で仮眠して立山駅へ。
早朝から多くの人が切符売り場に並んでます。
知っている人も多くいて、みんな、剱沢テント場をベースにいろんなルートを登るようです。
ケーブルカー、バスを乗り継ぎ、室堂に到着。
どんよりした天気です。
雷鳥沢のテント場が見えてきました。

3時間ほどで、剱沢のキャンプ場に到着しました。
テントを設営し、しばらく休憩。
水場で食料を冷やしてます。
行く前から降水確率が高く、行けるかどうか分からなかったのですが、やはり、天気は悪くなりそうです。
源次郎尾根を登る予定なので、取り付きまで確認に行きました。
戻ってくる途中、ヘリコプターの音がしますが、ガスで見えず、突然沢すれすれの低い位置から現れたので驚きました。
吹きおろしの風がすごいので、岩にへばりついてやりすごしました。
テントに戻り、夕食を食べ、明日の計画を再確認し(たぶん雨やろなーと思いながら)就寝。
翌朝は2:30に起きましたが、雨雲レーダーを見ると、すぐに雨が降ってきそうなので、待機することにしました。
で、結局、1日停滞でした。
登ったパーティもあったようですが、我々のレベルでは、待機でよかったと思います。
ときおり、晴れてますが、1日中断続的に雨が降りました。
外に出ると、テントがいっぱい増えてます!
剱沢小屋に買い出しに行ってきました。
小屋前の剱岳の写真スポットですが、残念ながら、ガスで見えませんでした。
昼過ぎに、八峰に行く予定だった、3人が戻ってきて、全員で夕食を食べて、大人数で来た楽しさを味わえました。
一部のメンバーはまだ2泊して別のルートを登る予定でしたが、私と4人は帰ります。
あと1日あれば、登れたのになー
帰るときにやっと晴れる。(まあ、ずぶ濡れで帰るよりはいいけど。)
温泉に寄って、台湾料理を食べて帰阪しました。
また来年、チャレンジしたいと思います。
タグ :剱岳
2017年04月24日
立山・雷鳥沢から別山
2017年4月15日、立山のアルペンルート開通初日に行って来ました。
雷鳥沢のテント場で1泊です。

15日は朝6時に大阪を出発。約5時間で立山駅に到着し、川沿いの駐車場に車を止めました。
この時は雨が降っていましたが、準備をして駅に向かう頃には止んでいたのでよかったです。
駅前の水場で水を汲んで、12時10分発のケーブルカーに乗りました。
外国の団体客がほとんどで満員!


美女平からのバスも増発しており次々に出発。途中の巨木や称名滝など景色を見ながら雪の壁の道を進みます。

が、だんだんガス、地吹雪で視界が悪くなり、路面も雪でストップし、除雪車が通るのを待ちました。
やっと室堂バスターミナルに着きましたが、視界が悪く強風のため、外に出られない観光客で建物内はごった返してました。
私たちもしばらく待機していましたが、雷鳥沢までポールが立てられているということで、出発することにしました。
仕方なく建物周辺を歩く人々。


作業車が通っていたのでラッセルするところはなかったですが、途中ガスで見えず、小屋で作業中の人に教えてもらってテント場に到着できました。1時間ほどでした。

すでにいくつか設営されていて、私たちも近くに設営しました。
少しガスが晴れて、他のテントの人も外に出てきて聞いたところでは、朝は風ももっとひどく、どこにも登れなかったらしい。
夕食はベーコン、シイタケたっぷりのリゾット。

夜中に少しザラメ雪が降ってましたが、たいした積雪ではなかったようでした。
4時に起きて、朝食後、まだガスが出ていたので、しばらく様子を見ていましたが、晴れるだろうということで6時に出発。

尾根に上がる途中、傾斜のきついトラバースがあり、少し緊張。スキーヤーのグループも多く登っていました。
早くも疲労困憊。

大日岳と我々3人の影。

立山室堂山荘のなだれ情報でなだれに注意するよう書かれていたし、早く尾根に上がりたかったですが、息が切れてなかなか進みません。
やっと緩やかに・・・

そして、剣御前小舎に到着。
剣岳です!


まだ時間があったので、別山まで行こうということになりました。
少し休憩した後、登り出すと、雷鳥が数羽、ちょっと驚いたようでしたが、逃げもせず岩影にまたじっとしていて、写真撮り放題。

ぷっくりとして可愛い!(H君が女子のように「カワイイ!カワイイ!」と叫んでた。)
別山南峰、北峰あたりは広い尾根で、少し風が強かったですが、周囲を見ながらのんびり歩いて立山満喫。


剣岳が前にそびえ素晴らしい!!

(お腹が出てるのは、ビーコンとカメラです。念のため。)

(パノラマ写真撮っている間に、Pさんが移動したので3人に見えます。)

白と青の世界です。


スキーヤーが増えてきていて、楽しそうに滑り降りていました。

私たちはテクテク下ります。

テント場に戻って、撤収し室堂に戻ります。
地獄谷の様子。

12:40、バスターミナルに到着。
今日は天気がよく多くの観光客が散策しています。

大谷ウォークに行ってみました。


ザックを置くところがなかったので、ぶつからないように・・・


下りは左側のルートで少し傾斜が緩かったです。

またバス、ケーブルカーと乗り継いで、立山駅に戻りました。
立山周回できなかったのは残念でしたが、真っ白な雷鳥沢でテント泊して、別山まで行けて、剣岳を展望し、雷鳥にも出会えて、大谷ウォークもできたし、1泊で十分楽しめました。
Pさん、Hさん、ありがとうございました。
雷鳥沢のテント場で1泊です。
15日は朝6時に大阪を出発。約5時間で立山駅に到着し、川沿いの駐車場に車を止めました。
この時は雨が降っていましたが、準備をして駅に向かう頃には止んでいたのでよかったです。
駅前の水場で水を汲んで、12時10分発のケーブルカーに乗りました。
外国の団体客がほとんどで満員!
美女平からのバスも増発しており次々に出発。途中の巨木や称名滝など景色を見ながら雪の壁の道を進みます。
が、だんだんガス、地吹雪で視界が悪くなり、路面も雪でストップし、除雪車が通るのを待ちました。
やっと室堂バスターミナルに着きましたが、視界が悪く強風のため、外に出られない観光客で建物内はごった返してました。
私たちもしばらく待機していましたが、雷鳥沢までポールが立てられているということで、出発することにしました。
仕方なく建物周辺を歩く人々。
作業車が通っていたのでラッセルするところはなかったですが、途中ガスで見えず、小屋で作業中の人に教えてもらってテント場に到着できました。1時間ほどでした。
すでにいくつか設営されていて、私たちも近くに設営しました。
少しガスが晴れて、他のテントの人も外に出てきて聞いたところでは、朝は風ももっとひどく、どこにも登れなかったらしい。
夕食はベーコン、シイタケたっぷりのリゾット。
夜中に少しザラメ雪が降ってましたが、たいした積雪ではなかったようでした。
4時に起きて、朝食後、まだガスが出ていたので、しばらく様子を見ていましたが、晴れるだろうということで6時に出発。
尾根に上がる途中、傾斜のきついトラバースがあり、少し緊張。スキーヤーのグループも多く登っていました。
早くも疲労困憊。
大日岳と我々3人の影。

立山室堂山荘のなだれ情報でなだれに注意するよう書かれていたし、早く尾根に上がりたかったですが、息が切れてなかなか進みません。
やっと緩やかに・・・
そして、剣御前小舎に到着。
剣岳です!

まだ時間があったので、別山まで行こうということになりました。
少し休憩した後、登り出すと、雷鳥が数羽、ちょっと驚いたようでしたが、逃げもせず岩影にまたじっとしていて、写真撮り放題。
ぷっくりとして可愛い!(H君が女子のように「カワイイ!カワイイ!」と叫んでた。)
別山南峰、北峰あたりは広い尾根で、少し風が強かったですが、周囲を見ながらのんびり歩いて立山満喫。
剣岳が前にそびえ素晴らしい!!
(お腹が出てるのは、ビーコンとカメラです。念のため。)

(パノラマ写真撮っている間に、Pさんが移動したので3人に見えます。)
白と青の世界です。
スキーヤーが増えてきていて、楽しそうに滑り降りていました。

私たちはテクテク下ります。
テント場に戻って、撤収し室堂に戻ります。
地獄谷の様子。
12:40、バスターミナルに到着。
今日は天気がよく多くの観光客が散策しています。
大谷ウォークに行ってみました。
ザックを置くところがなかったので、ぶつからないように・・・
下りは左側のルートで少し傾斜が緩かったです。
またバス、ケーブルカーと乗り継いで、立山駅に戻りました。
立山周回できなかったのは残念でしたが、真っ白な雷鳥沢でテント泊して、別山まで行けて、剣岳を展望し、雷鳥にも出会えて、大谷ウォークもできたし、1泊で十分楽しめました。
Pさん、Hさん、ありがとうございました。
2016年07月27日
最高の楽園・雲ノ平へ
2016年7月19日から21日、新穂高温泉~双六岳~雲ノ平~折立とテント泊縦走してきました。

多くの登山者が憧れ、最後の楽園と呼ばれる、雲ノ平。
女二人で行ってきました。
3連休前の天気予報では梅雨もまだ明けず、あまりよくなさそうだったので、18日夜に大阪を出発し平日に行くことにしました。
そしたら、最高のお天気の3日間でした
近鉄で名古屋へ出て、名古屋から新穂高温泉まで夜行バスです。
新穂高センターの前で朝食のパンを食べて、出発準備をしました。

あまり寝られませんでしたが、最初はのんびり林道歩きなので、少しずつ身体を慣らしていけます。
1日目のルート:

1時間ほどで笠新道分岐の水場があります。

ワサビ平小屋を経て、小池新道に入って、いよいよ本格的に登りです。

石を積んで整備された道で、ゆっくりと登って行きました。

共同装備を多く分担してくれた相棒。
チチブ沢を渡ります。

槍ヶ岳も見えてテンション上がってきます!
イタドリヶ原

シシウドヶ原

ベンチでしばらく休憩しました。
そして、鏡池。水面に映る槍穂を見るのを楽しみにしていました。

槍はあまりよく映ってなかったです。

でも、槍穂の美しく厳しい稜線が見渡せる、絶景ポイントでした。
すぐそばの鏡平小屋のテラスで、昼食休憩です。

お湯を沸かしてカップヌードルを食べました。

木々の中に池があって、素敵な場所です。

食後は、弓折岳(乗越)に向かいます。

日陰がなくて暑くなってきました。
眼下に池と小屋。

弓折乗越に到着。

周辺は花がいっぱいで、景色もよくてまたまた休憩してしまいました。
コバイケイソウ

シナノキンバイ

ここからはなだらかな稜線歩き。
花と槍穂の景色を見ながら、進んで行きます。
花見平

雪渓でちょっと涼めます。

前方に、双六小屋が見えてきました。

しかし、見えてからが遠い!
ハクサンイチゲやコイワカガミなどのお花に癒されて歩きます。

ちょっとしおれかけのキヌガサソウも。

やっと着きました、双六小屋。出発から約9時間でした。

テント設営して、昼寝しました。寝不足と暑さで頭痛がしてきてましたが、水分摂って爆睡して完治!

一日目の夕食は私が担当のチーズハンバーグ(冷凍)と味噌汁(フリーズドライ)。(手抜きです。)

風があり少し寒かったし、夕暮れの景色を見ることもなく、就寝でした。
翌日は、ちょっとゆっくり目の6時過ぎ出発。
2日目のルート:

各自簡単な朝食を摂り、双六岳に向かいます。

朝一番の足にはうれしいなだらかな登り。

最後は岩だらけでした。

登りきると、広々で真っ平。振り返ると槍が突き出てました。

双六岳 山頂

北鎌尾根からずらっと穂高の山々。


三俣蓮華岳への稜線歩きは、景色がよくて気持ちよい。

ときどき振り返って写真撮ったりして、ちょっと時間オーバーでしたが、こういうところは、ゆっくり楽しみたい~

三俣蓮華岳に着きました。


山頂から急な道を下って、下の巻道ルートに入りました。

ここも花が多くてうれしくなります。
キャンプ場と三俣山荘。

鷲羽岳にも登ってみたかったですが、キャンプ場から下って黒部源流標まで行くことにしました。
小川の道をどんどん下っていきます。

平日ですが、けっこう、グループや2人連れなどの登山者が登ってきました。
源流標識のところで、水を補給して休憩しました。

ここから、急坂の登りになります。

スローペースを保ってぐいぐい登り、槍と三俣山荘が見える高さまできました。

第一雪渓、第二雪渓と地図に書いてあるゾーンですが、雪は少ないのでしょう。

このあたりは日本庭園らしい。

祖父岳分岐。

いよいよ雲ノ平へ!

と思ったら、植生保護のために、迂回しなければならないのでした。
けっこう大回りで、急斜面のトラバースもあり、予想外のルートでした。
テント場に向かう前にスイス庭園に寄って行きました。

疲れた靴とチングルマ。

テント設営してから、雲ノ平山荘に行きテント場の受付をしました。

いくつかの女性のグループがのんびり過ごされてました。(ちょっとうらやましい・・・)
そして周辺を散歩しました。
祖母岳に登ってみました。山頂まで木道が続き、往復が30分ほどです。

山頂からの眺め。

小屋の裏側の高天原山荘へ向かう分岐を登ると奥スイス庭園があるので行ってみることにしました。

しかし、もう疲れてきたので、登りきったところで景色を見て戻りました。

テント場には、いくつかテントが張られてました。
水場では冷たい水がどばどば出てました。
(水場から見下ろしたテント場)

2日目は双六小屋からこのテント場まで約8時間、それに散歩約2時間で、10時間ほど歩きました。
テント場では、ソロの男性が数人、テントの外で、それぞれのんびりされていました。
私たちも夕食までしばらく外でお茶を飲んで過ごしました。

やっぱり、キャンプは楽しい。テント泊でよかった。
夕食はPARKさん担当のホタテリゾットとオイルサーディン。

お腹いっぱいになって、寝ました。
翌日は、折立を14:00発のバスに乗らなければならないので、2時起きの3時出発。
私らにしてはものすごいスピードで撤収しました。
3日目のルート:

奥日本庭園とかアラスカ庭園とかあるのですが、月明かりでは見えず、木道を滑らないようにひたすら進みました。

木道だけでなく、両側の草や木の葉も夜露で濡れているので、レインパンツやスパッツを着けていないとびしょ濡れになります。
木道末端からは、大岩が重なる急な下りです。
下りにくいし、長いし、疲れるゾーンでした。
やっと薬師沢小屋まで下りきりました。

少し休憩して、水を補給しました。
ここを拠点に沢ざんまいをしたいものです。
(以前、赤木沢に行こうと太郎平小屋まで来たけど、雨で行けなかったな・・・)
太郎小屋までしばらくは木道も多く楽でしたが、やがて急な登りになって、汗だくでした。
やっと見えた太郎平小屋。

バスに間に合いそうなので、小屋前のベンチで行動食を食べ休憩。
景色や周辺の花でも見ようかと思ったら、ガスが出てきて見えなくなってしまいました。

後は、下るのみ。
平日でも、たくさんの登山者が登って来るなかを、どんどん下って行きました。
登山口には、13時頃到着。

1時間ほどあったので、着替えをし、テントも乾かせました。
富山駅で大阪行きのバスに乗り換え、22時過ぎに梅田に着きました。
最後の楽園、雲ノ平。周囲の山々を見たら、また別のルートも歩いてみたくなりました。
多くの登山者が憧れ、最後の楽園と呼ばれる、雲ノ平。
女二人で行ってきました。
3連休前の天気予報では梅雨もまだ明けず、あまりよくなさそうだったので、18日夜に大阪を出発し平日に行くことにしました。
そしたら、最高のお天気の3日間でした

近鉄で名古屋へ出て、名古屋から新穂高温泉まで夜行バスです。
新穂高センターの前で朝食のパンを食べて、出発準備をしました。
あまり寝られませんでしたが、最初はのんびり林道歩きなので、少しずつ身体を慣らしていけます。
1日目のルート:

1時間ほどで笠新道分岐の水場があります。
ワサビ平小屋を経て、小池新道に入って、いよいよ本格的に登りです。
石を積んで整備された道で、ゆっくりと登って行きました。
共同装備を多く分担してくれた相棒。
チチブ沢を渡ります。
槍ヶ岳も見えてテンション上がってきます!
イタドリヶ原
シシウドヶ原
ベンチでしばらく休憩しました。
そして、鏡池。水面に映る槍穂を見るのを楽しみにしていました。
槍はあまりよく映ってなかったです。
でも、槍穂の美しく厳しい稜線が見渡せる、絶景ポイントでした。
すぐそばの鏡平小屋のテラスで、昼食休憩です。
お湯を沸かしてカップヌードルを食べました。
木々の中に池があって、素敵な場所です。
食後は、弓折岳(乗越)に向かいます。
日陰がなくて暑くなってきました。
眼下に池と小屋。
弓折乗越に到着。
周辺は花がいっぱいで、景色もよくてまたまた休憩してしまいました。
コバイケイソウ
シナノキンバイ
ここからはなだらかな稜線歩き。
花と槍穂の景色を見ながら、進んで行きます。
花見平
雪渓でちょっと涼めます。
前方に、双六小屋が見えてきました。
しかし、見えてからが遠い!
ハクサンイチゲやコイワカガミなどのお花に癒されて歩きます。
ちょっとしおれかけのキヌガサソウも。
やっと着きました、双六小屋。出発から約9時間でした。
テント設営して、昼寝しました。寝不足と暑さで頭痛がしてきてましたが、水分摂って爆睡して完治!
一日目の夕食は私が担当のチーズハンバーグ(冷凍)と味噌汁(フリーズドライ)。(手抜きです。)
風があり少し寒かったし、夕暮れの景色を見ることもなく、就寝でした。
翌日は、ちょっとゆっくり目の6時過ぎ出発。
2日目のルート:

各自簡単な朝食を摂り、双六岳に向かいます。
朝一番の足にはうれしいなだらかな登り。
最後は岩だらけでした。
登りきると、広々で真っ平。振り返ると槍が突き出てました。
双六岳 山頂
北鎌尾根からずらっと穂高の山々。

三俣蓮華岳への稜線歩きは、景色がよくて気持ちよい。
ときどき振り返って写真撮ったりして、ちょっと時間オーバーでしたが、こういうところは、ゆっくり楽しみたい~
三俣蓮華岳に着きました。
山頂から急な道を下って、下の巻道ルートに入りました。
ここも花が多くてうれしくなります。
キャンプ場と三俣山荘。
鷲羽岳にも登ってみたかったですが、キャンプ場から下って黒部源流標まで行くことにしました。
小川の道をどんどん下っていきます。
平日ですが、けっこう、グループや2人連れなどの登山者が登ってきました。
源流標識のところで、水を補給して休憩しました。
ここから、急坂の登りになります。
スローペースを保ってぐいぐい登り、槍と三俣山荘が見える高さまできました。
第一雪渓、第二雪渓と地図に書いてあるゾーンですが、雪は少ないのでしょう。
このあたりは日本庭園らしい。
祖父岳分岐。
いよいよ雲ノ平へ!
と思ったら、植生保護のために、迂回しなければならないのでした。
けっこう大回りで、急斜面のトラバースもあり、予想外のルートでした。
テント場に向かう前にスイス庭園に寄って行きました。
疲れた靴とチングルマ。
テント設営してから、雲ノ平山荘に行きテント場の受付をしました。
いくつかの女性のグループがのんびり過ごされてました。(ちょっとうらやましい・・・)
そして周辺を散歩しました。
祖母岳に登ってみました。山頂まで木道が続き、往復が30分ほどです。
山頂からの眺め。

小屋の裏側の高天原山荘へ向かう分岐を登ると奥スイス庭園があるので行ってみることにしました。
しかし、もう疲れてきたので、登りきったところで景色を見て戻りました。
テント場には、いくつかテントが張られてました。
水場では冷たい水がどばどば出てました。
(水場から見下ろしたテント場)
2日目は双六小屋からこのテント場まで約8時間、それに散歩約2時間で、10時間ほど歩きました。
テント場では、ソロの男性が数人、テントの外で、それぞれのんびりされていました。
私たちも夕食までしばらく外でお茶を飲んで過ごしました。
やっぱり、キャンプは楽しい。テント泊でよかった。
夕食はPARKさん担当のホタテリゾットとオイルサーディン。
お腹いっぱいになって、寝ました。
翌日は、折立を14:00発のバスに乗らなければならないので、2時起きの3時出発。
私らにしてはものすごいスピードで撤収しました。
3日目のルート:

奥日本庭園とかアラスカ庭園とかあるのですが、月明かりでは見えず、木道を滑らないようにひたすら進みました。
木道だけでなく、両側の草や木の葉も夜露で濡れているので、レインパンツやスパッツを着けていないとびしょ濡れになります。
木道末端からは、大岩が重なる急な下りです。
下りにくいし、長いし、疲れるゾーンでした。
やっと薬師沢小屋まで下りきりました。
少し休憩して、水を補給しました。
ここを拠点に沢ざんまいをしたいものです。
(以前、赤木沢に行こうと太郎平小屋まで来たけど、雨で行けなかったな・・・)
太郎小屋までしばらくは木道も多く楽でしたが、やがて急な登りになって、汗だくでした。
やっと見えた太郎平小屋。
バスに間に合いそうなので、小屋前のベンチで行動食を食べ休憩。
景色や周辺の花でも見ようかと思ったら、ガスが出てきて見えなくなってしまいました。
後は、下るのみ。
平日でも、たくさんの登山者が登って来るなかを、どんどん下って行きました。
登山口には、13時頃到着。
1時間ほどあったので、着替えをし、テントも乾かせました。
富山駅で大阪行きのバスに乗り換え、22時過ぎに梅田に着きました。
最後の楽園、雲ノ平。周囲の山々を見たら、また別のルートも歩いてみたくなりました。
2014年05月10日
蝶ヶ岳でテント泊
2014年のGW後半の4日から6日は、北アルプス、常念岳から蝶ヶ岳へ、槍穂を眺めながら縦走の予定だったのですが、5日の天候が悪く、蝶ヶ岳ピストンになってしまいました。

5月3日の夜、大阪を出発し、途中のサービスエリアで仮眠後、三股の駐車場へ向かいました。
前日からの車で駐車場が一杯だったようで、手前の路上にも車が停められてましたが、なんとか空いたところに駐車できました。

準備を整え、出発。
10分程歩くと、登山補導所があります。(8:05)
ここで、係員の方に登山届を提出し、「10本爪以上のアイゼンとピッケルは持っているか」、「残雪期登山の経験があるか」など質問を受けます。

春の登山道です。

20分程で、力水の水場。

ここで水を汲んでおきました。
林の中を抜けると常念が見えました。

登っていくと残雪の道となり、「まめうち平」でアイゼンを装着しました。

ここからしばらくは、なだらかな木々の間を登りますが、これがだんだんきつくなってきてます。
広い谷をトラバース。

開けたところからまた常念岳。

先のほうで大声がしていたのですが、誰かが滑落したそうです。
トラバースを終えると急斜面の登りに入りますが、その途中からかなり下まで滑落されたようです。しばらくするとヘリが来てました。
やっと稜線近くまで登ってきましたが、もう、かなりのペースダウン。ザックは重いし、足も重い・・・

振り返ると安曇野の街。

あの稜線に出たら・・・

槍穂がどーんと!

蝶ヶ岳ヒュッテです。(13:50)

テント場の向こうに槍ヶ岳。

超ワイドな展望です。

前日使われていたテントサイトを少し拡張して整地して、テントを設営しました。

ヒュッテで受付してきました。けっこう、混雑してました。

テント設営してから、すぐそばの蝶ヶ岳山頂に行ってみました。


景色をたっぷり堪能して、おうちに帰りました。

今回の食事は、Wさんがペミカンを作ってきてくれたので、それをベースに、まずはカレー。

早ゆでパスタ入りで、どんどん食べました。
思ったより脂っこくなくて、旨かったです。
翌日の天気が心配でしたが、無理せず天気が悪かったら下山しようということで、就寝・・・
夜半から風が出てきてましたが、朝も止まず、ガスも出てきて、雪も舞ってました。
縦走は無理ということで、ゆっくり朝食。
ペミカンで作るクリームシチューです。

テントを撤収して、小屋へ寄って様子見てみましたが、収まりそうにもないので、下山にかかりました。

少し下ると、風が当たらないのでよかったのですが、雨が降ってきました。

急斜面の下りは非常に前腿の筋肉が疲れます。
無事駐車場に到着し、温泉へ~
「ほりでーゆ~」という温泉に行きましたが、いいお風呂でした。(ヒュッテで割引券がいただけました。)
で、ペミカンも残っていたので、雨の中、SAの屋根のあるベンチでお昼ごはんを作りました。
ペミカンで作るビーフシチューです。

蝶ヶ岳一泊になってしまいましたが、無事帰れてよかったね!
大量に余った行動食・・・これもって、次の日は金剛山でも行ったろかな、とか思いましたが、しばらく激しい筋肉痛でした。
(初めて、トイレに手すり欲しい、と思った。)

5月3日の夜、大阪を出発し、途中のサービスエリアで仮眠後、三股の駐車場へ向かいました。
前日からの車で駐車場が一杯だったようで、手前の路上にも車が停められてましたが、なんとか空いたところに駐車できました。
準備を整え、出発。
10分程歩くと、登山補導所があります。(8:05)
ここで、係員の方に登山届を提出し、「10本爪以上のアイゼンとピッケルは持っているか」、「残雪期登山の経験があるか」など質問を受けます。
春の登山道です。

20分程で、力水の水場。
ここで水を汲んでおきました。
林の中を抜けると常念が見えました。

登っていくと残雪の道となり、「まめうち平」でアイゼンを装着しました。

ここからしばらくは、なだらかな木々の間を登りますが、これがだんだんきつくなってきてます。
広い谷をトラバース。

開けたところからまた常念岳。

先のほうで大声がしていたのですが、誰かが滑落したそうです。
トラバースを終えると急斜面の登りに入りますが、その途中からかなり下まで滑落されたようです。しばらくするとヘリが来てました。
やっと稜線近くまで登ってきましたが、もう、かなりのペースダウン。ザックは重いし、足も重い・・・

振り返ると安曇野の街。

あの稜線に出たら・・・
槍穂がどーんと!

蝶ヶ岳ヒュッテです。(13:50)

テント場の向こうに槍ヶ岳。

超ワイドな展望です。

前日使われていたテントサイトを少し拡張して整地して、テントを設営しました。

ヒュッテで受付してきました。けっこう、混雑してました。

テント設営してから、すぐそばの蝶ヶ岳山頂に行ってみました。


景色をたっぷり堪能して、おうちに帰りました。
今回の食事は、Wさんがペミカンを作ってきてくれたので、それをベースに、まずはカレー。

早ゆでパスタ入りで、どんどん食べました。
思ったより脂っこくなくて、旨かったです。
翌日の天気が心配でしたが、無理せず天気が悪かったら下山しようということで、就寝・・・
夜半から風が出てきてましたが、朝も止まず、ガスも出てきて、雪も舞ってました。
縦走は無理ということで、ゆっくり朝食。
ペミカンで作るクリームシチューです。

テントを撤収して、小屋へ寄って様子見てみましたが、収まりそうにもないので、下山にかかりました。
少し下ると、風が当たらないのでよかったのですが、雨が降ってきました。
急斜面の下りは非常に前腿の筋肉が疲れます。
無事駐車場に到着し、温泉へ~
「ほりでーゆ~」という温泉に行きましたが、いいお風呂でした。(ヒュッテで割引券がいただけました。)
で、ペミカンも残っていたので、雨の中、SAの屋根のあるベンチでお昼ごはんを作りました。
ペミカンで作るビーフシチューです。

蝶ヶ岳一泊になってしまいましたが、無事帰れてよかったね!
大量に余った行動食・・・これもって、次の日は金剛山でも行ったろかな、とか思いましたが、しばらく激しい筋肉痛でした。
(初めて、トイレに手すり欲しい、と思った。)
2013年05月09日
槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根
5月3日から5日、槍ヶ岳へ行ってきました。
2011年には、横尾からのルートで登りましたが、今回は、新穂高温泉から槍平を経て中崎尾根から登りました。
歩いたルートです。(あまり正確ではありません。)

5月2日の夜に大阪を出発し、新穂高温泉の無料駐車場で仮眠。
ロープウェイ乗り場手前の駐車場(8:45)
林道歩きで穂高平小屋へ(10:00)(途中にショートカットの山道がありましたが、登りは林道を歩いてよかった・・・と帰りに思いました。)
右俣谷の中を行きます。

流れのすぐそばのルートは落ちるといけないので、慎重に・・・
ブドウ谷やチビ谷には雪崩の跡が。
滝谷の奥上にはドーム。

なだらかになって、やっと、槍平に着きました。(14:00)
広々と気持ちのよいテン場です。

小屋はまだ営業してませんが、冬季小屋とトイレは使用できました。

テントを設営して、雪のテーブルでティータイムです。
雪の下の水場。
休憩したら、明日登る中崎尾根への取り付きを確認しに行きました。
テントに戻り、夕食。
カレーとボイル野菜&ウインナー、それにムール貝の缶詰。おいしくいただきました。
7時ごろ就寝しましたが、やはり雪の上、寒くて何度か目が覚めました。
エアマットの下に敷くシートを持ってこなかったせいなのか・・・
4日は、3時起床。
キムチ雑炊で温まりました。
テント撤収して、出発!
下見しておいた取り付きから急な尾根を登って行きました。
ちょっとだけナイフリッジ。

中崎尾根上に上がると、なだらかな稜線歩き・・・
と思ったら、急に下がったところもありました。
あとはなだらかで、ラッセルすることもなく、歩けました。
右側に槍が見えてきました。
少し休憩して、槍から大喰岳・・・穂高方面の景色を楽しみました。
尾根が右側にカーブするあたりから、千丈乗越への登りが、カリカリの雪面です。
固い雪面を必死に登って千丈乗越です。

強風で寒いし、岩混じりでそろそろと歩いて行きます。
歩いてきた中崎尾根と、その向こうに笠ヶ岳。
また凍った雪面のトラバースが続き、滑らないように、必死のぱっちでアイゼン食い込ませて歩きました。
右側の飛騨沢を見たら、滑落しそう・・・な感じがして、ひたすら前を見て進んでました。
さらに、ガスが出てきて、雪が舞い視界も悪くなってきて、どうなる?!と思いましたが、なんとか、槍の肩に着きました。やれやれ~でした。(13:10)
槍の穂先に行くのはあきらめ、槍ヶ岳山荘の中(入り口付近のテーブル)で休憩しました。
槍ヶ岳山荘前には、鯉のぼり。
休憩したら、テント場へ移動です。
すでに、テントがいくつか張られており、よい場所がなかったのですが、小屋の人から許可を得て、少し手前のスペースに張らせてもらいました。
少し傾斜していたので、整地に時間がかかりましたが、2張完成!
緊張が続いたので、まずコーヒーを飲んでのんびり。
今回は、1テント(4人用)に3人ずつなので、それほど窮屈感なく過ごせます。
夕食は、マーボナス丼とハムサラダ。やはり野菜があるとうれしいです。
水は小屋で買いました。
風の音がうるさいですが、寒さ対策(エアマットは半分に折り、足の裏にPさんにもらったカイロを貼り)をして、寝ます・・・
翌朝3時起き。
朝食はふぐ雑炊。
陽が昇ってくると、小屋やテント場の周辺にカメラを持った人がいっぱい出てきました。
かわいい雷鳥も歩いてましたが、写真をゆっくり撮る間もなく、テント撤収です。
ザックはデポしておき、穂先に向かいました。
もうすでに降りてくる人もいて、ちょっと混雑してました。
頂上からは、穂高、前穂北尾根も見えてます。
北鎌尾根

西鎌尾根
景色を見て、下山です。
次々に登って来る人がいるので、途中で待ったり、待ってもらったり。
穂先から降りて、ザックを背負って、大喰岳に向かいます。(6:45)
少しの登りですが、蓄積した疲労で、足がなかなか進みませんでした。
大喰岳から見た槍ヶ岳。
ここから西尾根を下ります。
砂利や岩混じりの部分が多くて、アイゼンの爪をひっかけないよう、注意して下っていきました。
陽が照って暑いです。
昨日歩いた中崎尾根。
休憩の度に何か食べてます。
飛騨沢の上の稜線・・・恐かった・・・
3月に登った乗鞍岳が見えます。
びびりながらも、どんどん下っていくと、「宝の木」と呼ばれるダケカンバ。
このあたりからは、傾斜も緩く、ひたすら槍平に向かって歩いていきました。
我々がテントを張っていたあたりで、休憩して、新穂高温泉へ戻っていきました。
滝谷避難小屋を通り過ぎ・・・
暑かったので、木陰で休憩していると、20mほど後方で、熊が登山道あたりから上に駆け上っていきました。
もう少し遅く通過してたら、はちあわせしてたかも!
いろんな危険がある登山ですが、みんなで協力して、無事、終えることができました。
やっぱり槍ヶ岳、素晴らしかった!!
帰りに新穂高温泉「ひがくの湯」に行きました。
(露天風呂で、洗い場も屋根はあるけど外という、恐ろしく開放的なお風呂屋さんでした。)
2013年03月28日
早春の乗鞍岳
3月23日・24日は、乗鞍岳でこの冬最後の雪を楽しんできました(いや、しんどかったけど)。

23日朝、6人で大阪を出発し、渋滞のなか、休暇村乗鞍高原へ。
休暇村ゲレンデのリフト(1回400円)に乗ります。

ザックが重いので、リフトから降りるのが必死。
係のおじさんも必死で、「足上げて!まだまだ・・・・はい!走って!」とか叫んでました。
3本乗り継ぎます。

リフト最高点から、BCスキーのコースの端っこを登って行きます。
午前中は強風だったらしいですが、昼からは風もなく、暑いぐらいです。
前方に、高天ヶ原と剣ヶ峰が見えてきました。

すごい登ってきなたぁ(ほとんどリフトやけど)。

TOKIOさんも乗鞍に行くと聞いていたので、滑り下りてくるスキーヤーを見ていましたが、会えず残念でした。(早いうちに下山されていました。)
この分岐から、位ヶ原方面に向かいます。

ぐるっと回り込んで歩いていくと、穂高の山々が・・・

一昨年登った前穂・北尾根も見えます。

位ヶ原小屋手前のトラバース道はちょっと滑り落ちそうな感じでした。
寒くなってきたので、オーバー手袋をはめ、ハードシェルも着込みました。

翌24日は、5時30分出発。

早朝の穂高。

剣ヶ峰の下の雪原で、コース確認。

下から見たらそれほどでもないように見えましたが、登ったら、めっちゃ急でつるつるでした。

所々に標符を立てながら登ってます。

雪面はガリガリで、アイゼンのツメをがっちり食い込ませていきます。
時折、突風が吹くし、低い木が出てたり、表面状態も変化するので超慎重。
もう少し、と思っても、なかなか着きません。思ったより時間がかかりました。

山頂付近は強風。
後方に御嶽山が見えます。

乗鞍本宮

強風で雪が吹き飛ぶのか、三角点は埋まってませんでした。

風にあおられそうになりますが、やはり、3月、刺すような冷たさはありません。

北アルプスを一望できる、この斜面を下ります。

自然満喫しながら下りますが、ここも雪面状態がバリバリだったり、砂利混じりだったり、雪が積もってたりと変化するので油断できません。

そして、やはり始まるビレイ訓練。

スノーバーでセルフビレイをとってます。
交代で滑落して止めます。

時間がなかったので少ししか練習できませんでしたが、一通りやって、また下山です。

登るのはしんどかったけど、下りは景色見ながら楽しい~

スキーコースに戻ってきました。

下りはリフトが使えません。

長かったゲレンデ歩き・・・やっと駐車場に着きました。

休暇村の温泉に入って帰りました。
今シーズン最後の雪山、充実の2日間でした。
23日朝、6人で大阪を出発し、渋滞のなか、休暇村乗鞍高原へ。
休暇村ゲレンデのリフト(1回400円)に乗ります。
ザックが重いので、リフトから降りるのが必死。
係のおじさんも必死で、「足上げて!まだまだ・・・・はい!走って!」とか叫んでました。
3本乗り継ぎます。
リフト最高点から、BCスキーのコースの端っこを登って行きます。
午前中は強風だったらしいですが、昼からは風もなく、暑いぐらいです。
前方に、高天ヶ原と剣ヶ峰が見えてきました。

すごい登ってきなたぁ(ほとんどリフトやけど)。
TOKIOさんも乗鞍に行くと聞いていたので、滑り下りてくるスキーヤーを見ていましたが、会えず残念でした。(早いうちに下山されていました。)
この分岐から、位ヶ原方面に向かいます。
ぐるっと回り込んで歩いていくと、穂高の山々が・・・
一昨年登った前穂・北尾根も見えます。
位ヶ原小屋手前のトラバース道はちょっと滑り落ちそうな感じでした。
寒くなってきたので、オーバー手袋をはめ、ハードシェルも着込みました。
翌24日は、5時30分出発。
早朝の穂高。
剣ヶ峰の下の雪原で、コース確認。
下から見たらそれほどでもないように見えましたが、登ったら、めっちゃ急でつるつるでした。

所々に標符を立てながら登ってます。
雪面はガリガリで、アイゼンのツメをがっちり食い込ませていきます。
時折、突風が吹くし、低い木が出てたり、表面状態も変化するので超慎重。
もう少し、と思っても、なかなか着きません。思ったより時間がかかりました。
山頂付近は強風。
後方に御嶽山が見えます。
乗鞍本宮

強風で雪が吹き飛ぶのか、三角点は埋まってませんでした。
風にあおられそうになりますが、やはり、3月、刺すような冷たさはありません。
北アルプスを一望できる、この斜面を下ります。

自然満喫しながら下りますが、ここも雪面状態がバリバリだったり、砂利混じりだったり、雪が積もってたりと変化するので油断できません。
そして、やはり始まるビレイ訓練。
スノーバーでセルフビレイをとってます。
交代で滑落して止めます。
時間がなかったので少ししか練習できませんでしたが、一通りやって、また下山です。
登るのはしんどかったけど、下りは景色見ながら楽しい~
スキーコースに戻ってきました。
下りはリフトが使えません。
長かったゲレンデ歩き・・・やっと駐車場に着きました。
休暇村の温泉に入って帰りました。
今シーズン最後の雪山、充実の2日間でした。
2012年09月23日
剱岳‐八ッ峰・六峰Cフェース
9月15日~17日、北アルプス・剱岳に行ってきました。

クライミングチームで、昨年は、前穂・北尾根。今年は剱岳・八ッ峰の六峰Cフェースに挑戦です。
(大体のコースです。)

14日(金)の夜に大阪を出発。
立山駅近くの駐車場はもういっぱいで、川沿いの駐車場に車を止めました。
仮眠する時間がなかったので、運転手は睡眠無しで出発です。
登山者でにぎわう立山駅。

水を補給しました。

ケーブルカー、バスを乗り継いで室堂に向かいます。
バスの車窓から見た景色です。

うつらうつらしてましたが、バスのテープの案内で目を覚まして景色を見ながら、1時間ほどで室堂に到着。
バスターミナル前に水場。

ほとんどのメンバーが立山や剱岳に登ったことがあるようですが、私は初めてなので、山に囲まれた景色に大感動です!
碧い水のみくりが池。

雷鳥沢のテント場が見えました。

どんどん下って渡渉して、いよいよ登りです。

ザックが重くて、ストック持ってきたらよかったと、ちょっと後悔。

だんだん高度が上がり、眺めも素晴らしい。
チングルマの綿毛がいっぱい。

しかし、暑くてだんだん疲れてきました。寝不足もあったし・・・
やっと、剱御前小舎まで登りました。

ぼやっと日本海。

そして、前方に剱岳!

剱沢のキャンプ場に下っていきます。

男子テントと女子テントを設営。

剱岳が真正面にそびえる、最高のテン場です。

テント内で昼食を取り、休憩していたら、雨が降ってきました。

でも、時々止んだので、その間に水を汲みに行ったり、トイレに行ったりできたのでよかった。

全員寝不足で疲れていたし、翌日は超早起き、午前1時起き、2時出発なので、4時前から夕食にしました。
豚角煮と温泉玉子丼です。

周りのテントからしゃべり声が聞こえてきてうるさかったですが、7時前に就寝・・・
翌16日、女子は午前12:30に起床。
朝食はマフィンサンド。
2時ごろ真っ暗な中、テン場を出発しました。
長い一日が始まる・・・(ふと、息子はまだ起きていてパソコンで遊んでるんやろな・・・と思いだした。)
剱沢小屋を通過し、どんどん下っていき、3時頃剱沢雪渓に突入。
アイゼン付けて、ピッケルを手にしました。

真っ暗の雪渓歩き・・・リーダーについて足元を見て歩いていきます。
長次郎谷に入って、登っていきます。
ところどころ、雪渓に割れ目が入っていたり、ごっそり落ちていたり・・・
熊ノ岩あたりで、やっと明るくなってきました。

岩肌に朝日が当たって赤くなってます。

6時ごろついに六峰Cフェースの取り付きに到着しました。

すでに何パーティかが準備中でした。
私たちもギヤ装着。

登る気まんまんな女子3人。

しばらく先行者が登るのを待ちました。

私はPさんと組みました。
1ピッチ目は、Pさんがリードで登ります。

どんどん登って行くA講師。

途中でまた停滞。

小さすぎて分かりにくいですが、肉眼でははっきりと槍ヶ岳が見えました。

2ピッチ目、3ピッチ目と、快調に登れました。

4ピッチ目の途中から、ナイフリッジのトラバース部分があり、そこが、ハイライトです。
難所のせいか、またまた停滞しています。

Pさんがリードで行き、私も続いて登り、ナイフリッジを渡り終えたあたりで、振り返るとWさんが登ってきました。

ランニングビレイのところで、しっかり確保してもらって、必死でカメラを出して写しました。
5ピッチ目も無事終了。
登ってきた八ッ峰。

はるか向こうに、テン場が見えてました。

みんな登ってきて、少し休憩。

やれやれ、と思っていたら、ここからがまた大変でした。
ロープで確保しないので、かえって恐いし。

八ッ峰ノ頭から懸垂下降。

池ノ谷乗越に全員着いたのが2時。
本峰に行くのは、時間的にも体力的にもかなりきつそうです。
また昨日みたいに雨が降るかもしれないし。

ということで、山頂には登らず、下ることになりました。

登ってきた長次郎谷を下ります。

行きは真っ暗だったので、明るいときにも歩けてよかったかも。でもやっぱり、山頂の三角点にタッチしてきたかったな・・・
次は源次郎尾根から行ければいいな、と、その取り付きの目印の大岩を教えてもらいました。

雪渓、長かったです。
やっと、山道に上がりました。

途中でヘッデン点けました。
7時についにテントに戻れました。
もう、へろへろ~最後のほうは、ふらふら。
ずいぶん、時間かかりました。
急いで夕食。カレーでした。
17日。

5時起床とゆっくり目。
朝ごはんを食べて、剱岳を見て、テント場の朝を過ごしました。
撤収して、あとは、室堂まで戻るだけ。
秋の花を見ながら、疲れた足で歩いていきます。

血の池・・・確かに赤い水でした。

もっとゆっくりこのあたりも散策したいですが、このときは、もう早くバスターミナルに着いてほしかった。

登山者や観光客でにぎわうバスターミナルに到着。

立山駅から車で数分のホテルのお風呂に入って、大阪に帰りました。
剱岳の山頂に行けなかったのは残念でしたが、その原因を反省点として、これからもがんばって練習しよう、と思う。
皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。

クライミングチームで、昨年は、前穂・北尾根。今年は剱岳・八ッ峰の六峰Cフェースに挑戦です。
(大体のコースです。)

14日(金)の夜に大阪を出発。
立山駅近くの駐車場はもういっぱいで、川沿いの駐車場に車を止めました。
仮眠する時間がなかったので、運転手は睡眠無しで出発です。
登山者でにぎわう立山駅。

水を補給しました。

ケーブルカー、バスを乗り継いで室堂に向かいます。
バスの車窓から見た景色です。

うつらうつらしてましたが、バスのテープの案内で目を覚まして景色を見ながら、1時間ほどで室堂に到着。
バスターミナル前に水場。

ほとんどのメンバーが立山や剱岳に登ったことがあるようですが、私は初めてなので、山に囲まれた景色に大感動です!
碧い水のみくりが池。

雷鳥沢のテント場が見えました。

どんどん下って渡渉して、いよいよ登りです。

ザックが重くて、ストック持ってきたらよかったと、ちょっと後悔。

だんだん高度が上がり、眺めも素晴らしい。
チングルマの綿毛がいっぱい。

しかし、暑くてだんだん疲れてきました。寝不足もあったし・・・
やっと、剱御前小舎まで登りました。
ぼやっと日本海。
そして、前方に剱岳!
剱沢のキャンプ場に下っていきます。

男子テントと女子テントを設営。
剱岳が真正面にそびえる、最高のテン場です。
テント内で昼食を取り、休憩していたら、雨が降ってきました。
でも、時々止んだので、その間に水を汲みに行ったり、トイレに行ったりできたのでよかった。

全員寝不足で疲れていたし、翌日は超早起き、午前1時起き、2時出発なので、4時前から夕食にしました。
豚角煮と温泉玉子丼です。

周りのテントからしゃべり声が聞こえてきてうるさかったですが、7時前に就寝・・・
翌16日、女子は午前12:30に起床。
朝食はマフィンサンド。
2時ごろ真っ暗な中、テン場を出発しました。
長い一日が始まる・・・(ふと、息子はまだ起きていてパソコンで遊んでるんやろな・・・と思いだした。)
剱沢小屋を通過し、どんどん下っていき、3時頃剱沢雪渓に突入。
アイゼン付けて、ピッケルを手にしました。
真っ暗の雪渓歩き・・・リーダーについて足元を見て歩いていきます。
長次郎谷に入って、登っていきます。
ところどころ、雪渓に割れ目が入っていたり、ごっそり落ちていたり・・・
熊ノ岩あたりで、やっと明るくなってきました。
岩肌に朝日が当たって赤くなってます。

6時ごろついに六峰Cフェースの取り付きに到着しました。

すでに何パーティかが準備中でした。
私たちもギヤ装着。
登る気まんまんな女子3人。
しばらく先行者が登るのを待ちました。

私はPさんと組みました。
1ピッチ目は、Pさんがリードで登ります。
どんどん登って行くA講師。

途中でまた停滞。
小さすぎて分かりにくいですが、肉眼でははっきりと槍ヶ岳が見えました。
2ピッチ目、3ピッチ目と、快調に登れました。
4ピッチ目の途中から、ナイフリッジのトラバース部分があり、そこが、ハイライトです。
難所のせいか、またまた停滞しています。

Pさんがリードで行き、私も続いて登り、ナイフリッジを渡り終えたあたりで、振り返るとWさんが登ってきました。
ランニングビレイのところで、しっかり確保してもらって、必死でカメラを出して写しました。
5ピッチ目も無事終了。
登ってきた八ッ峰。

はるか向こうに、テン場が見えてました。
みんな登ってきて、少し休憩。

やれやれ、と思っていたら、ここからがまた大変でした。
ロープで確保しないので、かえって恐いし。
八ッ峰ノ頭から懸垂下降。

池ノ谷乗越に全員着いたのが2時。
本峰に行くのは、時間的にも体力的にもかなりきつそうです。
また昨日みたいに雨が降るかもしれないし。
ということで、山頂には登らず、下ることになりました。
登ってきた長次郎谷を下ります。
行きは真っ暗だったので、明るいときにも歩けてよかったかも。でもやっぱり、山頂の三角点にタッチしてきたかったな・・・
次は源次郎尾根から行ければいいな、と、その取り付きの目印の大岩を教えてもらいました。

雪渓、長かったです。
やっと、山道に上がりました。

途中でヘッデン点けました。
7時についにテントに戻れました。
もう、へろへろ~最後のほうは、ふらふら。
ずいぶん、時間かかりました。
急いで夕食。カレーでした。
17日。
5時起床とゆっくり目。
朝ごはんを食べて、剱岳を見て、テント場の朝を過ごしました。
撤収して、あとは、室堂まで戻るだけ。
秋の花を見ながら、疲れた足で歩いていきます。
血の池・・・確かに赤い水でした。
もっとゆっくりこのあたりも散策したいですが、このときは、もう早くバスターミナルに着いてほしかった。
登山者や観光客でにぎわうバスターミナルに到着。
立山駅から車で数分のホテルのお風呂に入って、大阪に帰りました。
剱岳の山頂に行けなかったのは残念でしたが、その原因を反省点として、これからもがんばって練習しよう、と思う。
皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。
2012年08月04日
北アルプス・餓鬼岳から燕岳へテント泊縦走!
7月28日から30日、北アルプスの餓鬼岳から燕岳まで縦走してきました。

南アルプスに行く予定だったショウタンさんとSさんが、道路事情でその山に行けなくなったので、以前私が「餓鬼岳に行きたい」と言っていたのを思い出し、急遽、餓鬼岳に変更し、誘っていただきました。
(何でも言うとくもんやね。)

行きたいとは言ってたものの、特にルートを調べたりしていたわけでもなく、まさか、こんなにきつい登りがあったとは・・・
夜中に出発し、白沢登山口に着いたのが7時過ぎ。
すでに数台の車が停められていました。
白沢登山口を出発。(7:48)

登山口から餓鬼岳まで標高差1600m以上。
暑さとテント泊装備で、予想より時間がかかりそうです。

しばらくは沢沿いの道を、何度か渡渉して登ります。
登山道は、一応、整備されているようで、梯子、鎖、ロープが取り付けられているところもありました。
魚止めの滝。

それにしても、暑いです。汗が顔中から出てきます。虫も止まれないほど。
最終水場で、沢の水を汲んで、ちょっと休憩。

単独の若者や、中年グループなど、休憩してました。
けっこう面白い登山道が続きます。

大凪山に到着。(13時)
山といっても、登山道の途中で、展望もないのですが、昼食休憩にしました。

なだらかな登り(でも、しんどかった)の後、百曲がりという、急な登りに突入。
歩くスピードが遅くなってきますが、きれいなお花に癒されます。

森の木々も美しいです。

百曲がりというだけあって、ジグザグの道を歩いても歩いても終わりません。

ハクサンシャクナゲ

餓鬼岳小屋まであと30分、10分という道標がありましたが、ずいぶん時間がかかったように思います。
あと10分と言われると、もうこれで、無事着く!と思ってちょっと気が抜け、花を見ながら、ゆっくり登ることにしました。
ついに餓鬼岳小屋到着。5時過ぎでました。

Sさんはとっくに到着し、テント場の手続きをしてくれていました。
小屋から5分の餓鬼岳山頂に行く元気もなく、テント場に行きました。

ここのテント場は狭くて、5張程度しか張れません。すでに5組テントを張ってました。
まあ、つめたら張れそうだったのですが、小屋の人が通路でも張ってよいと言われたので、もう少し上の場所で設営しました。(本当はキャンプしてはいけない場所でしたが・・・)

眺めがよい静かな場所です。(風がなくてよかった。)

(しかし、小屋のトイレが遠い・・・)
夕食前にビールで乾杯。私も少しいただきました。
食事メニューは、ビビンバ、鯖南蛮漬け(冷凍で解凍したら食べられる)、プチトマト、枝豆など。
地面が少し傾斜していて、寝にくかったけど、まぁまぁ寝られました。
翌朝は、朝食前に餓鬼岳へ。
餓鬼岳山頂。

燕岳から餓鬼岳は人が少ないらしいですが、さらに人が少なそうな方面。

テントに戻って、朝食はうどん。昨夜の残ったアルファ米も一緒に煮ました。
テント撤収して、出発。(7:00)
燕岳、遠そう~

岩の小ピークがいくつも続く縦走路。
めっちゃ楽しい~

梯子を登ったり下ったり。

振り返ると、大きな岩のピークでした。

まだまだ続く。ケンズリと呼ばれるゾーンです。

下の方に湖があります。

景色を見ても楽しいし、登山道も、面白いです。


岩峰上が登れず、下の方に道がついていている部分もありますが、だいたいは岩のルートです。
一度、ものすごく下って行った部分がありました。

巻き終えてちょっと休憩。
そして、また、岩歩き。

燕から縦走してくるグループ、家族に何組かすれ違いました。
東沢岳の下を通ります。登りたかったけど、しんどい・・・時間もなくなってくるし。

しばらく下って、やっと、東沢乗越。昼休憩です。

ここから、燕岳への稜線まで登り返しです。
超しんどそう、かと思いましたが、半分ぐらいまでは普通の登山道で、後半は、高山植物と雪渓のルートで楽しめました。(実際はすっごくしんどかったけど。)

雪渓が残っているので、アイゼンを持ってきてましたが、登山道が出ていたので、使用せずに済みました。

雪解け水を飲んでいたらしい・・・
チングルマなど、お花いっぱいです。

花を見ながらゆっくり登り、やっと稜線に出ました。

(キキョウよりオジサンたちにピントが合ってしまった・・・)

稜線歩きを楽しみます。

岩の下を少し巻く道には、お花畑。

アルプスやなぁ~

そして、女王コマクサ!
てんこ盛りのを見つけました。

雲に囲まれた槍の穂先。すぐに見えなくなりました。

燕岳まで、けっこう遠かったです。
山頂で、大感動して、感慨にふけろうと思い、登っていきました!

ところが!
観光地のごとく人がいっぱい。団体が続々登ってきて、「写真撮りまーす(から、他の人は降りてぇ~)。」という感じで、全くゆっくりできず、早々に去りました。
これがイルカか。

人ごみのなか、Sさんはまた足早に山荘に向かい、テント場の手続きをしてくれてました(ツアーコンダクターみたいな人やなぁ・・・本当はビールを早く飲みたいのですが)。

テントを設営して、山荘のテラスへ急行!
さすがの私も、ビールがうまかった!

夕食は、カレー、ポテトサラダ、きゅうり、ボイルウィンナー。
朝は、4時に起きようと思ってましたが、3時ごろから周囲のみなさんが起き出すので、早く起きてしまいます。
フルーツゼリー(ショウタンさんにもらった)を食べて、日の出を見に散歩に行きました。

槍が見えてます。
表銀座と呼ばれる縦走路を少し歩いてみました。

小屋前に戻ると沢山の人が日の出を待ってました。

雲の上に出た太陽。

テントに戻ったら二人はもうお湯も沸かしてくれていて、朝食中でした。
私も食べて、テント撤収。
降りる前に、景色を見に行きました。



景色をたっぷり楽しんで、中房温泉へ下山です。

合戦小屋では、名物のスイカをほおばりました。

登山道は、月曜日というのに、いっぱい登って来ます。
特に下のほうは渋滞してました。
無事に、下山終了。
しんどかったけど、超面白い山行でした。
ショウタンさん、Sさん、ありがとうございました。

南アルプスに行く予定だったショウタンさんとSさんが、道路事情でその山に行けなくなったので、以前私が「餓鬼岳に行きたい」と言っていたのを思い出し、急遽、餓鬼岳に変更し、誘っていただきました。
(何でも言うとくもんやね。)

行きたいとは言ってたものの、特にルートを調べたりしていたわけでもなく、まさか、こんなにきつい登りがあったとは・・・
夜中に出発し、白沢登山口に着いたのが7時過ぎ。
すでに数台の車が停められていました。
白沢登山口を出発。(7:48)
登山口から餓鬼岳まで標高差1600m以上。
暑さとテント泊装備で、予想より時間がかかりそうです。
しばらくは沢沿いの道を、何度か渡渉して登ります。
登山道は、一応、整備されているようで、梯子、鎖、ロープが取り付けられているところもありました。
魚止めの滝。

それにしても、暑いです。汗が顔中から出てきます。虫も止まれないほど。
最終水場で、沢の水を汲んで、ちょっと休憩。
単独の若者や、中年グループなど、休憩してました。
けっこう面白い登山道が続きます。

大凪山に到着。(13時)
山といっても、登山道の途中で、展望もないのですが、昼食休憩にしました。
なだらかな登り(でも、しんどかった)の後、百曲がりという、急な登りに突入。
歩くスピードが遅くなってきますが、きれいなお花に癒されます。
森の木々も美しいです。

百曲がりというだけあって、ジグザグの道を歩いても歩いても終わりません。
ハクサンシャクナゲ
餓鬼岳小屋まであと30分、10分という道標がありましたが、ずいぶん時間がかかったように思います。
あと10分と言われると、もうこれで、無事着く!と思ってちょっと気が抜け、花を見ながら、ゆっくり登ることにしました。
ついに餓鬼岳小屋到着。5時過ぎでました。
Sさんはとっくに到着し、テント場の手続きをしてくれていました。
小屋から5分の餓鬼岳山頂に行く元気もなく、テント場に行きました。
ここのテント場は狭くて、5張程度しか張れません。すでに5組テントを張ってました。
まあ、つめたら張れそうだったのですが、小屋の人が通路でも張ってよいと言われたので、もう少し上の場所で設営しました。(本当はキャンプしてはいけない場所でしたが・・・)
眺めがよい静かな場所です。(風がなくてよかった。)
(しかし、小屋のトイレが遠い・・・)
夕食前にビールで乾杯。私も少しいただきました。
食事メニューは、ビビンバ、鯖南蛮漬け(冷凍で解凍したら食べられる)、プチトマト、枝豆など。
地面が少し傾斜していて、寝にくかったけど、まぁまぁ寝られました。
翌朝は、朝食前に餓鬼岳へ。
餓鬼岳山頂。
燕岳から餓鬼岳は人が少ないらしいですが、さらに人が少なそうな方面。
テントに戻って、朝食はうどん。昨夜の残ったアルファ米も一緒に煮ました。
テント撤収して、出発。(7:00)
燕岳、遠そう~
岩の小ピークがいくつも続く縦走路。
めっちゃ楽しい~
梯子を登ったり下ったり。
振り返ると、大きな岩のピークでした。
まだまだ続く。ケンズリと呼ばれるゾーンです。
下の方に湖があります。
景色を見ても楽しいし、登山道も、面白いです。

岩峰上が登れず、下の方に道がついていている部分もありますが、だいたいは岩のルートです。
一度、ものすごく下って行った部分がありました。
巻き終えてちょっと休憩。
そして、また、岩歩き。
燕から縦走してくるグループ、家族に何組かすれ違いました。
東沢岳の下を通ります。登りたかったけど、しんどい・・・時間もなくなってくるし。
しばらく下って、やっと、東沢乗越。昼休憩です。
ここから、燕岳への稜線まで登り返しです。
超しんどそう、かと思いましたが、半分ぐらいまでは普通の登山道で、後半は、高山植物と雪渓のルートで楽しめました。(実際はすっごくしんどかったけど。)
雪渓が残っているので、アイゼンを持ってきてましたが、登山道が出ていたので、使用せずに済みました。
雪解け水を飲んでいたらしい・・・
チングルマなど、お花いっぱいです。
花を見ながらゆっくり登り、やっと稜線に出ました。
(キキョウよりオジサンたちにピントが合ってしまった・・・)
稜線歩きを楽しみます。
岩の下を少し巻く道には、お花畑。
アルプスやなぁ~
そして、女王コマクサ!
てんこ盛りのを見つけました。
雲に囲まれた槍の穂先。すぐに見えなくなりました。
燕岳まで、けっこう遠かったです。
山頂で、大感動して、感慨にふけろうと思い、登っていきました!
ところが!
観光地のごとく人がいっぱい。団体が続々登ってきて、「写真撮りまーす(から、他の人は降りてぇ~)。」という感じで、全くゆっくりできず、早々に去りました。
これがイルカか。
人ごみのなか、Sさんはまた足早に山荘に向かい、テント場の手続きをしてくれてました(ツアーコンダクターみたいな人やなぁ・・・本当はビールを早く飲みたいのですが)。
テントを設営して、山荘のテラスへ急行!
さすがの私も、ビールがうまかった!

夕食は、カレー、ポテトサラダ、きゅうり、ボイルウィンナー。
朝は、4時に起きようと思ってましたが、3時ごろから周囲のみなさんが起き出すので、早く起きてしまいます。
フルーツゼリー(ショウタンさんにもらった)を食べて、日の出を見に散歩に行きました。
槍が見えてます。
表銀座と呼ばれる縦走路を少し歩いてみました。
小屋前に戻ると沢山の人が日の出を待ってました。

雲の上に出た太陽。
テントに戻ったら二人はもうお湯も沸かしてくれていて、朝食中でした。
私も食べて、テント撤収。
降りる前に、景色を見に行きました。
景色をたっぷり楽しんで、中房温泉へ下山です。
合戦小屋では、名物のスイカをほおばりました。
登山道は、月曜日というのに、いっぱい登って来ます。
特に下のほうは渋滞してました。
無事に、下山終了。
しんどかったけど、超面白い山行でした。
ショウタンさん、Sさん、ありがとうございました。
2012年05月11日
白馬大雪渓から白馬岳
GW後半の5月5・6日、白馬岳に登りました。
当初は3日夜に出発し、4日に唐松岳に行く予定でしたが、天候が悪いので、4日夜出発となり、白馬岳のみに登ることになりました。
(一泊目はテント泊で、だんちょさんがトマト鍋を作ってくれるはずだったのに、残念。)
夜中に猿倉荘の下の駐車場に着き、仮眠。
車中で簡単に朝食を食べて、6時に出発です。
猿倉荘の前で登山届を出しました。

だんだん、晴れてきていい感じ・・・
少し歩くと暑くなってきました。

いよいよ大雪渓。
スキーの人もいました。

徐々に斜度が増し、左右から小さい雪崩が・・・

所々に滑り落ちてきたような岩があり、落石にも注意しながら登ります。
いったん急傾斜が終わり、少し緩やかなところもありましたが、どこも危なそうに見えて、おちおち休憩していられません。

登るのはしんどいだけで、難しいところはないのですが、とにかく、歩き続けなければ。

さらに、風がきつくて、一歩一歩に余分に体力を要します。

だんだん寒くなってきて、フリースの帽子をかぶったり、オーバー手袋をはめたりと小まめに調節します。
面倒ですが、A教官の「冬山ではじゃまくさがったらアカン!」という言葉を思い出しました。
ヘルメットもかぶってます。

最後の急な登り。

強い風で何度も立ち止まり、やっと、村営宿舎に来ました。(「もう~ここでええわ~」という声も・・・)

そして、やっと白馬山荘が近づいてきました。

もうすぐそこなのに、疲れてなかなか着かなかったけど、やっと、着きました。

畳の部屋でしたが、中もとってもさぶい!!
談話室のストーブの前でしばらく過ごしました。ポットにお湯とお茶があって、自由に飲めました。
休憩後、白馬岳山頂に行きました。
小屋の前の景色。

剣岳は雲の中でした。

相変わらず風がビュービュー吹いてます。

上に樹氷が凍りついたような岩。

山頂まではあっという間でした。

山名盤はシャンデリアのように凍りついてます。

風が強いので、ときどき、ガスが晴れて景色が見えました。

あまりに風が強いので、そろそろ下ります。
下っていると、前から登ってきた若者が、「5人パーティが登って行きませんでしたか?」とか聞くので、「なんやこの人、ほって行かれたんか?」とか思いながら質問に答えてあげたら、ありがとう、と言って登って行きました。
そしたら、なんと! 回りがガスで真っ白。誰もおらんし!
道の柵の杭が見えていたので、それを頼りに下っていくと、前から一人登ってきたので、今度は私が、「3人降りて行きませんでしたか?」と聞くハメに・・・
すぐにガスが飛んで、目の前に小屋と、戻ってきてくれたソウルさんのヘルメットが見えたので、ほっとしたよ~
そして、やっと夕食。
豚肉のしょうが焼き。けっこう、ボリュームありました。

早々に布団に入りましたが、これまた冷たい!
自分の体温で布団をぬくめ、だんだんぬくもってきて、やっと寝られそう・・・と思ったら、隣の部屋のおばちゃんとおっちゃんが、大爆笑・・・10時ごろまでずっと、大爆笑してた。(迷惑な奴!)
翌朝はご来光を見に行く予定でしたが、4時頃、外は、雷、風、アラレで激しい様子。
6時に朝食です。

雷もアラレも止み、風も弱くなってきたので急いで下山です。
村営宿舎を過ぎ・・・

大雪渓を下って行きます。

途中で、小さいものでしたが落石がありました。

休憩は上を監視しながら・・・

雪崩の跡。

びびりながら、どんどん下ります。
時々、滑って遊びましたが。

途中で、また、雷が・・・
不気味な朝焼けの空。

もう、必死で下りました。

ゆっくり大雪渓の景色を楽しむことはできませんでしたが、無事、下山できてほんと、よかったです。
帰りには温泉。

桜の花の下の露天風呂が気持ちよかったな~
みなさま、お疲れ様でした。
いつもより増して、リスクマネジメントが重要な山行でしたが、みんなのおかげで歩き通せました。
これで、今シーズンの雪山は終わり・・・靴やピッケル、アイゼンのお手入れしておかなければ。
当初は3日夜に出発し、4日に唐松岳に行く予定でしたが、天候が悪いので、4日夜出発となり、白馬岳のみに登ることになりました。
(一泊目はテント泊で、だんちょさんがトマト鍋を作ってくれるはずだったのに、残念。)
夜中に猿倉荘の下の駐車場に着き、仮眠。
車中で簡単に朝食を食べて、6時に出発です。
猿倉荘の前で登山届を出しました。

だんだん、晴れてきていい感じ・・・
少し歩くと暑くなってきました。

いよいよ大雪渓。
スキーの人もいました。

徐々に斜度が増し、左右から小さい雪崩が・・・

所々に滑り落ちてきたような岩があり、落石にも注意しながら登ります。
いったん急傾斜が終わり、少し緩やかなところもありましたが、どこも危なそうに見えて、おちおち休憩していられません。

登るのはしんどいだけで、難しいところはないのですが、とにかく、歩き続けなければ。

さらに、風がきつくて、一歩一歩に余分に体力を要します。
だんだん寒くなってきて、フリースの帽子をかぶったり、オーバー手袋をはめたりと小まめに調節します。
面倒ですが、A教官の「冬山ではじゃまくさがったらアカン!」という言葉を思い出しました。
ヘルメットもかぶってます。

最後の急な登り。
強い風で何度も立ち止まり、やっと、村営宿舎に来ました。(「もう~ここでええわ~」という声も・・・)

そして、やっと白馬山荘が近づいてきました。

もうすぐそこなのに、疲れてなかなか着かなかったけど、やっと、着きました。

畳の部屋でしたが、中もとってもさぶい!!
談話室のストーブの前でしばらく過ごしました。ポットにお湯とお茶があって、自由に飲めました。
休憩後、白馬岳山頂に行きました。
小屋の前の景色。

剣岳は雲の中でした。

相変わらず風がビュービュー吹いてます。

上に樹氷が凍りついたような岩。

山頂まではあっという間でした。

山名盤はシャンデリアのように凍りついてます。

風が強いので、ときどき、ガスが晴れて景色が見えました。

あまりに風が強いので、そろそろ下ります。
下っていると、前から登ってきた若者が、「5人パーティが登って行きませんでしたか?」とか聞くので、「なんやこの人、ほって行かれたんか?」とか思いながら質問に答えてあげたら、ありがとう、と言って登って行きました。
そしたら、なんと! 回りがガスで真っ白。誰もおらんし!
道の柵の杭が見えていたので、それを頼りに下っていくと、前から一人登ってきたので、今度は私が、「3人降りて行きませんでしたか?」と聞くハメに・・・
すぐにガスが飛んで、目の前に小屋と、戻ってきてくれたソウルさんのヘルメットが見えたので、ほっとしたよ~
そして、やっと夕食。
豚肉のしょうが焼き。けっこう、ボリュームありました。

早々に布団に入りましたが、これまた冷たい!
自分の体温で布団をぬくめ、だんだんぬくもってきて、やっと寝られそう・・・と思ったら、隣の部屋のおばちゃんとおっちゃんが、大爆笑・・・10時ごろまでずっと、大爆笑してた。(迷惑な奴!)
翌朝はご来光を見に行く予定でしたが、4時頃、外は、雷、風、アラレで激しい様子。
6時に朝食です。

雷もアラレも止み、風も弱くなってきたので急いで下山です。
村営宿舎を過ぎ・・・

大雪渓を下って行きます。

途中で、小さいものでしたが落石がありました。

休憩は上を監視しながら・・・

雪崩の跡。

びびりながら、どんどん下ります。
時々、滑って遊びましたが。
途中で、また、雷が・・・
不気味な朝焼けの空。

もう、必死で下りました。

ゆっくり大雪渓の景色を楽しむことはできませんでしたが、無事、下山できてほんと、よかったです。
帰りには温泉。

桜の花の下の露天風呂が気持ちよかったな~
みなさま、お疲れ様でした。
いつもより増して、リスクマネジメントが重要な山行でしたが、みんなのおかげで歩き通せました。
これで、今シーズンの雪山は終わり・・・靴やピッケル、アイゼンのお手入れしておかなければ。
2011年07月21日
前穂高岳・北尾根
7月16日から18日、北アルプス前穂高岳・北尾根から奥穂高岳に行ってきました。
クライミングチームで、これまで何度かゲレンデで練習し、ボッカトレし、いよいよ本番です。

チームのメンバー5名と、A講師、N講師(女性)の7名で、15日の夜、大阪を出発し、平湯に16日の午前1時過ぎに到着しました。
バス停付近で、野宿していたら、夜中の3時ごろに妙高へ行くバスが出るらしく、騒がしいったら・・・
やがて、上高地へバスで行く人達も集まってきました。(何でこんなとこで寝てるん、っていう感じで見られてたみたい。)
私たちはタクシーで上高地に向かいました。
6時過ぎに上高地を出発。

横尾までは、GWに槍ヶ岳に行ったときに歩きました。
ここから涸沢に向かいます。

途中で、屏風岩のルートを講師が説明してくれました。

本谷橋までは、平坦な道でしたが、結構疲れてきました。

それに、ここからは、岩が多い登りだったので、だんだん、歩みが遅くなってきました。
そして、ついに、A講師が「ロープ持ったろ」とおっしゃったので、持ってもらいました。
涸沢に近づくと雪渓です。

かなり疲れましたが、やっと涸沢のテン場に到着しました。(1時前)

色んな雑誌やネットで見ていた、ちょっとあこがれだった涸沢。
こんなに岩だらけのサイトやったんかー!

雪の上にテントを張っている人もいましたが、私たちは、ごつごつの岩の上にテントを張りました。
しかも、ちょっと下のほうだったので、トイレ行くにもルートファインディングしながら、息が切れる~
3~4人用テントに女子4人です。
早めにビビンバの夕食を食べて、少し寝てたら、7時になっていました。
歯を磨いてトイレ行って、本格的に寝ました。
17日は、3時起床。

準備が終わって、いよいよ、北尾根、5・6のコルに向かいます。(4時50分出発)
アイゼンなしで登れましたが、急なので、もう早くも超しんどい状態に・・・

しかし、5・6のコルに着くと、素晴らしい景色です!
富士山見えた!

少し休憩して、岩登りがスタートします。
私は、A講師とMさんの3人パーティで行くことになりました。

かなり渋滞しているようで、途中で、2時間ほど、待たされました。
充分休憩できたけど、ちょっと長かった。

一番簡単なところで、トップを行かせてもらうことになりました。
アンザイレン(パートナーとロープを結びあう)して、さあ行こうか、と思ったら、A講師が「ほな、先に行くから」と言って、先に登り、適当なところで、ナッツを使って、ヌンチャクを取り付けて行ってくれました(やっぱり、私の実力をよくご存知で・・・)。

槍ヶ岳もばっちり見える、晴天です。

槍、アップで。

またまた、停滞のようです。

岩の間にかわいい花が咲いていました。

3峰、2峰と何とか登り、ついに、なぜか私が一番に前穂に到着しました。

Mさんも雄大な山々を背に登ってきました。

みんな登ってきて、健闘を称えあいました。
装備を片付ける前に、写真を撮って・・・

周りの景色を楽しみました。


最高~!
の気分だったのですが、ここから、まだ、奥穂高岳へ登らなければなりません。
それも吊尾根をどんどん下って行きます。
しかも、一般登山道とはいえ、結構、岩で気をつけなければなりません。
だんだん、歩くのが遅く・・・遅く・・・

また、途中で、A講師に「ロープ持ったろ」と言われ、持ってもらいました。(情けない~)
持ってもらっても、足がだるくてたまりませんが、なんとか歩いていきます。可愛い花に癒されながら・・・

少しガスが出てきて、先を急がなければなりません。
やっと奥穂に。

ガスの中から現れた穂高岳山荘。

休憩もせず、ザイテングラートをどんどん下ります。
途中、登った北尾根が見渡せました。
左の大きい雪渓から5・6のコルに登ったのでした。

お花畑の下のほうに、涸沢のテン場が見えてきました。

途中の雪渓で、何度も滑ってこけました。
雨も降らず、なんとか、明るいうちに、テントに戻ることができました。
夕食は、カレー、サラダ、スープ。美味しくいただきました。
翌朝、また3時起き。
N講師の素早い片付けに合わせて、必死にザックに荷物を詰め、涸沢を後にしました。

下りは、アイゼンをつけました。

なんだか、前ももが筋肉痛で歩きにくいのですが、ストックの使い方をA講師に指導され、歩きやすくなりました。
徳沢に戻ってきました。

明神から予約してあったタクシー会社に電話したら、ジャンボタクシー(9人乗り8000円、普通のタクシーだと6000円x2台なので、かなりお得)で来てくれるそうなので、よかった。
まだまだ、体力、クライミング技術も未熟ですが、講師やメンバーのみなさんのおかげで、北尾根を登り、前穂、奥穂と歩き通せました(ロープは持てなかったけど・・・)。
あんなに、しんどかったけど、また行きたいな~
クライミングチームで、これまで何度かゲレンデで練習し、ボッカトレし、いよいよ本番です。

チームのメンバー5名と、A講師、N講師(女性)の7名で、15日の夜、大阪を出発し、平湯に16日の午前1時過ぎに到着しました。
バス停付近で、野宿していたら、夜中の3時ごろに妙高へ行くバスが出るらしく、騒がしいったら・・・
やがて、上高地へバスで行く人達も集まってきました。(何でこんなとこで寝てるん、っていう感じで見られてたみたい。)
私たちはタクシーで上高地に向かいました。
6時過ぎに上高地を出発。
横尾までは、GWに槍ヶ岳に行ったときに歩きました。
ここから涸沢に向かいます。
途中で、屏風岩のルートを講師が説明してくれました。

本谷橋までは、平坦な道でしたが、結構疲れてきました。
それに、ここからは、岩が多い登りだったので、だんだん、歩みが遅くなってきました。
そして、ついに、A講師が「ロープ持ったろ」とおっしゃったので、持ってもらいました。
涸沢に近づくと雪渓です。
かなり疲れましたが、やっと涸沢のテン場に到着しました。(1時前)

色んな雑誌やネットで見ていた、ちょっとあこがれだった涸沢。
こんなに岩だらけのサイトやったんかー!
雪の上にテントを張っている人もいましたが、私たちは、ごつごつの岩の上にテントを張りました。
しかも、ちょっと下のほうだったので、トイレ行くにもルートファインディングしながら、息が切れる~
3~4人用テントに女子4人です。
早めにビビンバの夕食を食べて、少し寝てたら、7時になっていました。
歯を磨いてトイレ行って、本格的に寝ました。
17日は、3時起床。

準備が終わって、いよいよ、北尾根、5・6のコルに向かいます。(4時50分出発)
アイゼンなしで登れましたが、急なので、もう早くも超しんどい状態に・・・
しかし、5・6のコルに着くと、素晴らしい景色です!
富士山見えた!
少し休憩して、岩登りがスタートします。
私は、A講師とMさんの3人パーティで行くことになりました。

かなり渋滞しているようで、途中で、2時間ほど、待たされました。
充分休憩できたけど、ちょっと長かった。

一番簡単なところで、トップを行かせてもらうことになりました。
アンザイレン(パートナーとロープを結びあう)して、さあ行こうか、と思ったら、A講師が「ほな、先に行くから」と言って、先に登り、適当なところで、ナッツを使って、ヌンチャクを取り付けて行ってくれました(やっぱり、私の実力をよくご存知で・・・)。
槍ヶ岳もばっちり見える、晴天です。
槍、アップで。
またまた、停滞のようです。

岩の間にかわいい花が咲いていました。
3峰、2峰と何とか登り、ついに、なぜか私が一番に前穂に到着しました。
Mさんも雄大な山々を背に登ってきました。
みんな登ってきて、健闘を称えあいました。
装備を片付ける前に、写真を撮って・・・
周りの景色を楽しみました。
最高~!
の気分だったのですが、ここから、まだ、奥穂高岳へ登らなければなりません。
それも吊尾根をどんどん下って行きます。
しかも、一般登山道とはいえ、結構、岩で気をつけなければなりません。
だんだん、歩くのが遅く・・・遅く・・・
また、途中で、A講師に「ロープ持ったろ」と言われ、持ってもらいました。(情けない~)
持ってもらっても、足がだるくてたまりませんが、なんとか歩いていきます。可愛い花に癒されながら・・・
少しガスが出てきて、先を急がなければなりません。
やっと奥穂に。

ガスの中から現れた穂高岳山荘。

休憩もせず、ザイテングラートをどんどん下ります。
途中、登った北尾根が見渡せました。
左の大きい雪渓から5・6のコルに登ったのでした。

お花畑の下のほうに、涸沢のテン場が見えてきました。
途中の雪渓で、何度も滑ってこけました。
雨も降らず、なんとか、明るいうちに、テントに戻ることができました。
夕食は、カレー、サラダ、スープ。美味しくいただきました。
翌朝、また3時起き。
N講師の素早い片付けに合わせて、必死にザックに荷物を詰め、涸沢を後にしました。
下りは、アイゼンをつけました。

なんだか、前ももが筋肉痛で歩きにくいのですが、ストックの使い方をA講師に指導され、歩きやすくなりました。
徳沢に戻ってきました。
明神から予約してあったタクシー会社に電話したら、ジャンボタクシー(9人乗り8000円、普通のタクシーだと6000円x2台なので、かなりお得)で来てくれるそうなので、よかった。
まだまだ、体力、クライミング技術も未熟ですが、講師やメンバーのみなさんのおかげで、北尾根を登り、前穂、奥穂と歩き通せました(ロープは持てなかったけど・・・)。
あんなに、しんどかったけど、また行きたいな~
2011年05月13日
槍ヶ岳へ!(2)
やっと、槍ヶ岳山荘に着いて、中で昼食をとらせてもらいました。
そして、ザックを小屋前に置いて、槍の穂先へ!
もう1時過ぎていたので、あまり混んでいない様子…
そろそろと登っていきます。
天に向かって登っていくかのようです。

人が少ないかと思いましたが、やはり、途中で渋滞してました。
下ってくる人もいて、結構、待ったり、待ってもらったりしてました。
12本爪アイゼンを効かせ、ピッケルを突き刺して、必死で登りました。
初めてピッケルの本来の機能を使った…
鉄の梯子も慎重に登り、ついに山頂!

やったね!!

360°、雪の山だらけ~!
北鎌尾根。ここから登れたら素晴らしい。
しばらく、座り込んでいたい気分です。

前穂高・北尾根…近いうちに…
感動!感激!に浸っていたいけど、そろそろ降りなくては。
登るのも慎重だったけど、下るのは更に慎重に…

滑り落ちそうなトラバースに続いて、急斜面になっていて、前のグループが1人ずつロープを使って下ってました。そこで、待っていると、その脇を(切れ落ちた斜面すれすれ)、1人の若者が普通に登ってきてロープを固定してました。

ガイドさんで、ほんと落ちそうなところを平気で行ったり来たりしながら、お客さんが登ってくるまでに、ついでに私も助けてもらいました。(トラバースが怖くてちょっと躊躇してたもんで…)
ネパール人のガイドで、ネパール通のショウタンさんと話がはずんでました。
歩くのも上手いけど、日本語も上手い!
氷と雪と岩のミックスルート、怖かったけど、超楽しかった!
しかし、結構、時間がかかって、降りてきたらもう4時前でした。
テン場に下って撤収して、槍沢ロッジに泊まる予定でしたが、もう無理なので、槍ヶ岳山荘に泊まることになりました。(槍ヶ岳山荘の人に、ロッジにキャンセルの連絡を入れてもらいました。)
小屋の中は、木の床がぴかぴかに磨かれ、薄暗いけど、きれいです。

長時間歩いて、気づきませんでしたが、鼻の上が真っ赤に焼けているそうです(とほほ)。
携帯電話の表面が鏡面になっているので、見てみると、まぶたも腫れてるし!
夕食&朝食。美味しかったです。

ここで宿泊する予定ではなかったので、歯ブラシ、顔拭き用化粧水コットンなど、何も持ってなかったので、することもなく早々に寝ました。

翌朝は、朝食までに時間があったので、写真を撮りに出ました。
朝日に照らされる山が見られて、こっちに泊まってよかったかも~

7時、一気に上高地まで下ります。

だんだん、小さくなるのが残念です。
時々、振り返って槍を見て、そして、目の前には…
富士山! 初めて山から富士山を見た!

ますます、下りたくなくなりました。
が、この人は、びゅんびゅん滑って行きます。
なにか、解き放たれたように・・・
私も何回かシリセードやってみました。スピードが出る前に、ピッケル突き刺して止まりましたが。
ババ平に着いて、テント撤収しました。

そして、来た道をどんどん、下ります。
槍の穂先があんなに遠くに…
また、美しい梓川のほとりを歩いて、歩いて帰るのです。
お天気も快晴!
これ以上、日焼けしてはならない!

槍見河原で、最後に見る槍。
あんな遠い高いところへ、よく行ったよ~

行きと同じルートですが、素晴らしい景色は何度見てもいい!
徳沢園で少し休憩しました。
ソフトクリームを食べた。(ちょっとあっさり目)
キャンプ場もすてき。のんびりできそう。のんびりし過ぎて山に行く気がなくなりそうな気もしますが。
そして、ついに、上高地・河童橋に到着。
3日間の超充実登山が終わります。
予約しておいたタクシーの運転手さんが出迎えてくれました。
平湯バスセンターに戻り、温泉に入りました。
3日間歩き続けられるか心配でしたが、歩けた!よかった~
私には、ものすごく遠かった槍ヶ岳。
しかも春とはいえ、雪の山。
同行のみなさま、本当に素晴らしい3日間でしたね。ありがとうございました。
そして、金剛山・葛城山での訓練に付き合っていただいた方々にも感謝です。
2011年05月11日
槍ヶ岳へ!(1)
5月3日から5日、北アルプス、槍ヶ岳に行って来ました。
アルプス二回目。去年のアルプスデビュー、赤木沢は、荒天で行けずに1泊で帰ってきたので、実は初めての2泊登山です。

2日の夜に出発し、平湯に早朝着。仮眠後、タクシーで上高地に向かいました。
いつものように、エアボッカと呼ばれるザック。

若いときに一度、友達と旅行に来たことがあります。
そのときは、山にはあまり興味なかったので、大正池など周辺を散策するだけでした。

河童橋でこれから始まる素晴らしい山登りに期待して、出発!

平坦な道を1時間ほど歩くと、明神分岐。

少し休憩。明神池を見に行こうと思いましたが、時間がかかりそうなので、明神橋から明神岳を見て引き返しました。

梓川沿いの奥上高地自然探勝路を歩き、徳沢へ。

井上靖の小説、「氷壁」の宿です。
梓川と山が本当に美しい…景色を楽しみながら進みます。

横尾山荘の前の吊橋には、こいのぼりが泳いでました。

ここで、昼食休憩。
みなさん、のんびりムードで過ごしてます。女性の方々は日焼け止めクリームを塗り直したり…(私もぬりぬりしておくべきでした。)
ここからは、除雪されてません。涸沢に行く人が多いのか、人も減りました。

川の水の色が、エメラルドグリーンっぽくて、すごく綺麗です。

落石注意のトラバース。

一ノ俣

二ノ俣を過ぎた辺りからだんだん急な登りになってきて、足も重くなってきました。

やっと、槍沢ロッジに到着。ここで、ババ平でのテント泊料金(1人500円)を支払い、二日目の宿泊予約をしました。

テン場には水がないので、ここで、タンクに溜めてある水をいただきました。
ロッジを出発して、暫らく登ると前方に槍が見えました!

そしてやっと、テン場のババ平に到着しました。

もうすでに、たくさんのテントが張られてました。
雪を整地している間に、少し雪が舞ってきましたが、設営が終わり、休憩して、夕食。
すき焼をしました。玉子が無事でよかった。
翌朝

いい天気のようです。
すき焼きの残りにうどんを入れて食べて、テントのポールを倒しておいて、出発。

最初はだらだらとなだらかな斜面でしたが…

気づくとすごい角度になってました。
時折、風が吹きつけて立ち止まって止むのを待ちました。(休憩になってよかったけど。)

だんだん高度が上がってきて、息がすぐに上がります。
キックステップするほどでもないですが、後の女の子のためにガンガン蹴りこんで登る若者が…
(『そこまでせんでも、登れるやん』と思いつつ、あとをつけることに…途中で追い抜いたみたいですが)
穂先が見えた~

ちょっと、休憩。

一歩一歩登るに連れ、だんだん、穂先が大きくなってきます。

しかし、しんどい。10歩程進んでは、休憩を繰り返し登ります。
殺生ヒュッテを超え、もう少し。

やっと、肩に到着。

向こう側には白い山々が広がってました。

槍ヶ岳山荘で、お昼ご飯休憩にしました。

感動の登頂偏に続く!
アルプス二回目。去年のアルプスデビュー、赤木沢は、荒天で行けずに1泊で帰ってきたので、実は初めての2泊登山です。
2日の夜に出発し、平湯に早朝着。仮眠後、タクシーで上高地に向かいました。
いつものように、エアボッカと呼ばれるザック。
若いときに一度、友達と旅行に来たことがあります。
そのときは、山にはあまり興味なかったので、大正池など周辺を散策するだけでした。

河童橋でこれから始まる素晴らしい山登りに期待して、出発!

平坦な道を1時間ほど歩くと、明神分岐。
少し休憩。明神池を見に行こうと思いましたが、時間がかかりそうなので、明神橋から明神岳を見て引き返しました。
梓川沿いの奥上高地自然探勝路を歩き、徳沢へ。
井上靖の小説、「氷壁」の宿です。
梓川と山が本当に美しい…景色を楽しみながら進みます。
横尾山荘の前の吊橋には、こいのぼりが泳いでました。
ここで、昼食休憩。
みなさん、のんびりムードで過ごしてます。女性の方々は日焼け止めクリームを塗り直したり…(私もぬりぬりしておくべきでした。)
ここからは、除雪されてません。涸沢に行く人が多いのか、人も減りました。
川の水の色が、エメラルドグリーンっぽくて、すごく綺麗です。

落石注意のトラバース。
一ノ俣

二ノ俣を過ぎた辺りからだんだん急な登りになってきて、足も重くなってきました。

やっと、槍沢ロッジに到着。ここで、ババ平でのテント泊料金(1人500円)を支払い、二日目の宿泊予約をしました。
テン場には水がないので、ここで、タンクに溜めてある水をいただきました。
ロッジを出発して、暫らく登ると前方に槍が見えました!
そしてやっと、テン場のババ平に到着しました。
もうすでに、たくさんのテントが張られてました。
雪を整地している間に、少し雪が舞ってきましたが、設営が終わり、休憩して、夕食。
すき焼をしました。玉子が無事でよかった。

いい天気のようです。
すき焼きの残りにうどんを入れて食べて、テントのポールを倒しておいて、出発。

最初はだらだらとなだらかな斜面でしたが…

気づくとすごい角度になってました。
時折、風が吹きつけて立ち止まって止むのを待ちました。(休憩になってよかったけど。)
だんだん高度が上がってきて、息がすぐに上がります。
キックステップするほどでもないですが、後の女の子のためにガンガン蹴りこんで登る若者が…
(『そこまでせんでも、登れるやん』と思いつつ、あとをつけることに…途中で追い抜いたみたいですが)
穂先が見えた~
ちょっと、休憩。

一歩一歩登るに連れ、だんだん、穂先が大きくなってきます。

しかし、しんどい。10歩程進んでは、休憩を繰り返し登ります。
殺生ヒュッテを超え、もう少し。

やっと、肩に到着。
向こう側には白い山々が広がってました。
槍ヶ岳山荘で、お昼ご飯休憩にしました。
感動の登頂偏に続く!
タグ :槍ヶ岳
2010年08月18日
赤木沢へ行けず
8月13日から15日は、北アルプス・赤木沢の沢登りでアルプスデビュー・・・のはずだったのですが。
13日午前3時頃、自宅を出て、折立登山口へ。
登山口を、11時ごろに出発しました。

他のみなさんより、ずーっと軽いザックですが、最近、沢の難度が上がるに連れて、ザックを軽くしていたので、肩にずっしりきます
が、背中に乗っているのは、かる~いマット類。
ソウル氏に「エアボッカ」と言われました。(確かに。)

沢靴などもあるので、テントや食材を持ってくれている方々のザックは、もぅ、タワー状態。
どうもありがとうございました。
三角点のベンチのところで、薬師岳が見えてきて、やっと、アルプスに来た雰囲気がしました。


かわいい花も見られます。

ヤマハハコ


太郎平に向かって、歩きます。

小屋までの道が長い~
このころ、最高にしんどかった。

やっと、太郎平小屋に着いて、明後日に登るかもしれなかった薬師岳を見ました。

あと少しで薬師峠のテント場です。

テント場が見えてきました。
もう、いっぱい張ってあります。

だんだん、ガスが出てきて雨が降りそう・・・

ちょっと斜めになってましたが、空いているスペースを見つけ、テントを設営しました。
が、なんだか頭が痛くなってきて、眠くて、夕食もあまり食べずテントで寝ていました。
夜中は雨風が強くて、翌日も雨模様。
赤木沢の沢登りは中止となりました。
仕方なく、下山

富山市内に戻って、温泉に入って、大阪に帰りました。
せっかく遠くまで行ったのに大変残念でした。
また、いつか、行けたらいいな~
13日午前3時頃、自宅を出て、折立登山口へ。
登山口を、11時ごろに出発しました。
他のみなさんより、ずーっと軽いザックですが、最近、沢の難度が上がるに連れて、ザックを軽くしていたので、肩にずっしりきます

が、背中に乗っているのは、かる~いマット類。
ソウル氏に「エアボッカ」と言われました。(確かに。)

沢靴などもあるので、テントや食材を持ってくれている方々のザックは、もぅ、タワー状態。
どうもありがとうございました。
三角点のベンチのところで、薬師岳が見えてきて、やっと、アルプスに来た雰囲気がしました。

かわいい花も見られます。
ヤマハハコ
太郎平に向かって、歩きます。
小屋までの道が長い~
このころ、最高にしんどかった。
やっと、太郎平小屋に着いて、明後日に登るかもしれなかった薬師岳を見ました。
あと少しで薬師峠のテント場です。
テント場が見えてきました。
もう、いっぱい張ってあります。

だんだん、ガスが出てきて雨が降りそう・・・
ちょっと斜めになってましたが、空いているスペースを見つけ、テントを設営しました。
が、なんだか頭が痛くなってきて、眠くて、夕食もあまり食べずテントで寝ていました。
夜中は雨風が強くて、翌日も雨模様。
赤木沢の沢登りは中止となりました。
仕方なく、下山


富山市内に戻って、温泉に入って、大阪に帰りました。
せっかく遠くまで行ったのに大変残念でした。
また、いつか、行けたらいいな~