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2013年05月09日

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根

5月3日から5日、槍ヶ岳へ行ってきました。

2011年には、横尾からのルートで登りましたが、今回は、新穂高温泉から槍平を経て中崎尾根から登りました。

歩いたルートです。(あまり正確ではありません。)
槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


5月2日の夜に大阪を出発し、新穂高温泉の無料駐車場で仮眠。

ロープウェイ乗り場手前の駐車場(8:45)

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


林道歩きで穂高平小屋へ(10:00)(途中にショートカットの山道がありましたが、登りは林道を歩いてよかった・・・と帰りに思いました。)

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


右俣谷の中を行きます。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


流れのすぐそばのルートは落ちるといけないので、慎重に・・・

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


ブドウ谷やチビ谷には雪崩の跡が。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


滝谷の奥上にはドーム。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


なだらかになって、やっと、槍平に着きました。(14:00)

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


広々と気持ちのよいテン場です。

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小屋はまだ営業してませんが、冬季小屋とトイレは使用できました。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


テントを設営して、雪のテーブルでティータイムです。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


雪の下の水場。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


休憩したら、明日登る中崎尾根への取り付きを確認しに行きました。


テントに戻り、夕食。
カレーとボイル野菜&ウインナー、それにムール貝の缶詰。おいしくいただきました。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根



7時ごろ就寝しましたが、やはり雪の上、寒くて何度か目が覚めました。
エアマットの下に敷くシートを持ってこなかったせいなのか・・・


4日は、3時起床。
キムチ雑炊で温まりました。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


テント撤収して、出発!

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


下見しておいた取り付きから急な尾根を登って行きました。
ちょっとだけナイフリッジ。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


中崎尾根上に上がると、なだらかな稜線歩き・・・
と思ったら、急に下がったところもありました。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


あとはなだらかで、ラッセルすることもなく、歩けました。

右側に槍が見えてきました。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


少し休憩して、槍から大喰岳・・・穂高方面の景色を楽しみました。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根 槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


尾根が右側にカーブするあたりから、千丈乗越への登りが、カリカリの雪面です。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


固い雪面を必死に登って千丈乗越です。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根

強風で寒いし、岩混じりでそろそろと歩いて行きます。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


歩いてきた中崎尾根と、その向こうに笠ヶ岳。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


また凍った雪面のトラバースが続き、滑らないように、必死のぱっちでアイゼン食い込ませて歩きました。
右側の飛騨沢を見たら、滑落しそう・・・な感じがして、ひたすら前を見て進んでました。


さらに、ガスが出てきて、雪が舞い視界も悪くなってきて、どうなる?!と思いましたが、なんとか、槍の肩に着きました。やれやれ~でした。(13:10)

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


槍の穂先に行くのはあきらめ、槍ヶ岳山荘の中(入り口付近のテーブル)で休憩しました。

槍ヶ岳山荘前には、鯉のぼり。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


休憩したら、テント場へ移動です。
すでに、テントがいくつか張られており、よい場所がなかったのですが、小屋の人から許可を得て、少し手前のスペースに張らせてもらいました。
少し傾斜していたので、整地に時間がかかりましたが、2張完成!

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


緊張が続いたので、まずコーヒーを飲んでのんびり。
今回は、1テント(4人用)に3人ずつなので、それほど窮屈感なく過ごせます。

夕食は、マーボナス丼とハムサラダ。やはり野菜があるとうれしいです。
水は小屋で買いました。


風の音がうるさいですが、寒さ対策(エアマットは半分に折り、足の裏にPさんにもらったカイロを貼り)をして、寝ます・・・


翌朝3時起き。
朝食はふぐ雑炊。

陽が昇ってくると、小屋やテント場の周辺にカメラを持った人がいっぱい出てきました。


槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


かわいい雷鳥も歩いてましたが、写真をゆっくり撮る間もなく、テント撤収です。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


ザックはデポしておき、穂先に向かいました。

もうすでに降りてくる人もいて、ちょっと混雑してました。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


頂上からは、穂高、前穂北尾根も見えてます。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


北鎌尾根

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


西鎌尾根

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


景色を見て、下山です。
次々に登って来る人がいるので、途中で待ったり、待ってもらったり。



穂先から降りて、ザックを背負って、大喰岳に向かいます。(6:45)

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


少しの登りですが、蓄積した疲労で、足がなかなか進みませんでした。

大喰岳から見た槍ヶ岳。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


ここから西尾根を下ります。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根

砂利や岩混じりの部分が多くて、アイゼンの爪をひっかけないよう、注意して下っていきました。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根

陽が照って暑いです。

昨日歩いた中崎尾根。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


休憩の度に何か食べてます。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


飛騨沢の上の稜線・・・恐かった・・・

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


3月に登った乗鞍岳が見えます。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根



びびりながらも、どんどん下っていくと、「宝の木」と呼ばれるダケカンバ。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


このあたりからは、傾斜も緩く、ひたすら槍平に向かって歩いていきました。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根


我々がテントを張っていたあたりで、休憩して、新穂高温泉へ戻っていきました。

滝谷避難小屋を通り過ぎ・・・

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根

暑かったので、木陰で休憩していると、20mほど後方で、熊が登山道あたりから上に駆け上っていきました。
もう少し遅く通過してたら、はちあわせしてたかも!



いろんな危険がある登山ですが、みんなで協力して、無事、終えることができました。

やっぱり槍ヶ岳、素晴らしかった!!



帰りに新穂高温泉「ひがくの湯」に行きました。

槍ヶ岳へ~中崎尾根から大喰岳西尾根

(露天風呂で、洗い場も屋根はあるけど外という、恐ろしく開放的なお風呂屋さんでした。)








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この記事へのコメント
きれいな写真を見せてもらいました。穂高までの稜線も良い感じに写っていますね。
今年も事故が多かったですが、皆さんが順調に登山されたのは熱心なトレーニングの結果だと思いますし、実力がアップしているのだと思います。
寒かったのでマットは仕方ないとしても、トゲトゲの新品アイゼンが欲しくなったのではないですか? 
Posted by Spider at 2013年05月10日 08:36
RIKOさん 

本当に山行前はいろいろ無茶な相談ばかりで申し訳なかったです
天候の読みもめちゃはずしてるし(ーー;)

山行中もルートファインディングかわりにしていただいて助かりました

皆で無事に温泉は入れて本当にホッとしました (課題はいろいろありますが)皆のレヴェルがアップしたなと思える本当に充実した山行でした 
Posted by PARK at 2013年05月10日 11:20
Spiderさん

槍・穂の間もいつか歩いてみたいと思います。夏に・・・
3日間とも、ヘリが飛んでました。

アイゼンは、ちょっとだけグラインダーをかけました。
滑りそうなトラバースで、あの丸い真ん中の爪を思い出して、必死で蹴り込みました。やっぱり、「よそ行き」が要りますね。

Spiderさんの飛んでいったマットはまだ行方不明ですか~
Posted by RIKORIKO at 2013年05月10日 16:50
PARKさん

リーダーお疲れ様でした。
天候や、ルートの判断、難しいですね。
でも、みんなの力で乗り切れてよかったです。

テントも面白かったです。

私はもっとアイゼントレしないといけませんわ~
Posted by RIKORIKO at 2013年05月10日 16:55
お疲れ様でした。ホント充実した山行でしたね。
PARKさんがおっしゃるように、みんなのレベルアップを感じました。

しんどいけど、やっぱりアルパインはいいなと思いました。「仲間と頑張った」感満喫です。

夏の間は、頑張ってフリーやマルチのレベル上げましょうね。
Posted by masae at 2013年05月10日 20:19
モット凍ってるかな何て想像していました
槍は雪が多いようですね

寒さは床からです
下を暖めると暖かいですが、エヤーマットがきかないと言うことは??
安めだーーー 
<(_ _)>
Posted by syoutann at 2013年05月10日 22:40
masaeさん

ほんと、次から次へと、感動の景色に、難所をクリアしたあとのうれしさというか安堵というか、いろんな要素満載でした。
疲れてテントで飲むコーヒーが美味しかったですね。
ご飯もおいしくて、まったく体重減ってません。
また、岩登りがんばります~
Posted by RIKORIKO at 2013年05月10日 23:14
syoutannさん

風が強いところは、雪が飛んでて、表面バリバリなのが、歩きにくかったです。
今年は、まだ雪が多いようです。

軽量化のために、銀マットを持って行かなかったのです。
マット半分に折って、ザックを敷いてました。
Posted by RIKORIKO at 2013年05月10日 23:16
GW後半は天気に恵まれ良かったですね。
槍とはまた遠いですね。
お疲れ様でした。
クラシックルートで登り南岳経由の
ロングお疲れ様でした。
私はGWは行っていませんが懐かしく拝見しました。
もう槍は三十数年行っていませんが
相変わらず人は多いですね。
東北の山は愛称が悪いのかなかなか
笑顔を見せてくれませんでしたが
秋田駒を何とか楽しみました。
まあ風さえなければ最高でしたかな?
先週は雨で今度も雨で白馬はまた
中止かな?
では気をつけて楽しんでください。
Posted by TOKIO at 2013年05月13日 15:31
TOKIOさん
南岳までは行ってません。大喰岳まで行っただけです。
槍から20分程でしたが、登るのが疲れて、もう、飛騨沢、下ろうよ~って思いました。が、飛騨沢、単調そうで、やっぱり、大喰西尾根にしてよかったと思いました。

白馬でスキーですよね。次の週末、あまり天気よくなさそうですね。
もし、行かれるのでしたら、気をつけて行ってきてくださいね。
Posted by RIKORIKO at 2013年05月13日 22:33
今年のGWは比較的穏やかな天候で、どれもイイ絵が一杯ですね。

私もGW前半に槍沢から槍ヶ岳へ登って滑ろうと思ってましたが、
季節外れの大雪による入山規制で諦めました。

この時期の槍ヶ岳、近くで見てもよし、遠くから遠望するもよしですね。
来年はぜったいこの目で見たいと思います。
Posted by TekapoTekapo at 2013年05月15日 21:11
Tekapoさん

天候はやきもきしましたが、なんとか大丈夫でした。4日の午後ちょっとガスと雪でしたが。
小屋付近ではスキーの人も多かったです。

どこから見ても槍はとんがってて、いいですね。
大喰岳から見るのもよかったですよ。
来年はぜひ、滑り下りてきてください。
Posted by RIKORIKO at 2013年05月15日 22:17
 
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