2012年09月23日
剱岳‐八ッ峰・六峰Cフェース
9月15日~17日、北アルプス・剱岳に行ってきました。
クライミングチームで、昨年は、前穂・北尾根。今年は剱岳・八ッ峰の六峰Cフェースに挑戦です。
(大体のコースです。)
14日(金)の夜に大阪を出発。
立山駅近くの駐車場はもういっぱいで、川沿いの駐車場に車を止めました。
仮眠する時間がなかったので、運転手は睡眠無しで出発です。
登山者でにぎわう立山駅。
水を補給しました。
ケーブルカー、バスを乗り継いで室堂に向かいます。
バスの車窓から見た景色です。
うつらうつらしてましたが、バスのテープの案内で目を覚まして景色を見ながら、1時間ほどで室堂に到着。
バスターミナル前に水場。
ほとんどのメンバーが立山や剱岳に登ったことがあるようですが、私は初めてなので、山に囲まれた景色に大感動です!
碧い水のみくりが池。
雷鳥沢のテント場が見えました。
どんどん下って渡渉して、いよいよ登りです。
ザックが重くて、ストック持ってきたらよかったと、ちょっと後悔。
だんだん高度が上がり、眺めも素晴らしい。
チングルマの綿毛がいっぱい。
しかし、暑くてだんだん疲れてきました。寝不足もあったし・・・
やっと、剱御前小舎まで登りました。
ぼやっと日本海。
そして、前方に剱岳!
剱沢のキャンプ場に下っていきます。
男子テントと女子テントを設営。
剱岳が真正面にそびえる、最高のテン場です。
テント内で昼食を取り、休憩していたら、雨が降ってきました。
でも、時々止んだので、その間に水を汲みに行ったり、トイレに行ったりできたのでよかった。
全員寝不足で疲れていたし、翌日は超早起き、午前1時起き、2時出発なので、4時前から夕食にしました。
豚角煮と温泉玉子丼です。
周りのテントからしゃべり声が聞こえてきてうるさかったですが、7時前に就寝・・・
翌16日、女子は午前12:30に起床。
朝食はマフィンサンド。
2時ごろ真っ暗な中、テン場を出発しました。
長い一日が始まる・・・(ふと、息子はまだ起きていてパソコンで遊んでるんやろな・・・と思いだした。)
剱沢小屋を通過し、どんどん下っていき、3時頃剱沢雪渓に突入。
アイゼン付けて、ピッケルを手にしました。
真っ暗の雪渓歩き・・・リーダーについて足元を見て歩いていきます。
長次郎谷に入って、登っていきます。
ところどころ、雪渓に割れ目が入っていたり、ごっそり落ちていたり・・・
熊ノ岩あたりで、やっと明るくなってきました。
岩肌に朝日が当たって赤くなってます。
6時ごろついに六峰Cフェースの取り付きに到着しました。
すでに何パーティかが準備中でした。
私たちもギヤ装着。
登る気まんまんな女子3人。
しばらく先行者が登るのを待ちました。
私はPさんと組みました。
1ピッチ目は、Pさんがリードで登ります。
どんどん登って行くA講師。
途中でまた停滞。
小さすぎて分かりにくいですが、肉眼でははっきりと槍ヶ岳が見えました。
2ピッチ目、3ピッチ目と、快調に登れました。
4ピッチ目の途中から、ナイフリッジのトラバース部分があり、そこが、ハイライトです。
難所のせいか、またまた停滞しています。
Pさんがリードで行き、私も続いて登り、ナイフリッジを渡り終えたあたりで、振り返るとWさんが登ってきました。
ランニングビレイのところで、しっかり確保してもらって、必死でカメラを出して写しました。
5ピッチ目も無事終了。
登ってきた八ッ峰。
はるか向こうに、テン場が見えてました。
みんな登ってきて、少し休憩。
やれやれ、と思っていたら、ここからがまた大変でした。
ロープで確保しないので、かえって恐いし。
八ッ峰ノ頭から懸垂下降。
池ノ谷乗越に全員着いたのが2時。
本峰に行くのは、時間的にも体力的にもかなりきつそうです。
また昨日みたいに雨が降るかもしれないし。
ということで、山頂には登らず、下ることになりました。
登ってきた長次郎谷を下ります。
行きは真っ暗だったので、明るいときにも歩けてよかったかも。でもやっぱり、山頂の三角点にタッチしてきたかったな・・・
次は源次郎尾根から行ければいいな、と、その取り付きの目印の大岩を教えてもらいました。
雪渓、長かったです。
やっと、山道に上がりました。
途中でヘッデン点けました。
7時についにテントに戻れました。
もう、へろへろ~最後のほうは、ふらふら。
ずいぶん、時間かかりました。
急いで夕食。カレーでした。
17日。
5時起床とゆっくり目。
朝ごはんを食べて、剱岳を見て、テント場の朝を過ごしました。
撤収して、あとは、室堂まで戻るだけ。
秋の花を見ながら、疲れた足で歩いていきます。
血の池・・・確かに赤い水でした。
もっとゆっくりこのあたりも散策したいですが、このときは、もう早くバスターミナルに着いてほしかった。
登山者や観光客でにぎわうバスターミナルに到着。
立山駅から車で数分のホテルのお風呂に入って、大阪に帰りました。
剱岳の山頂に行けなかったのは残念でしたが、その原因を反省点として、これからもがんばって練習しよう、と思う。
皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。
クライミングチームで、昨年は、前穂・北尾根。今年は剱岳・八ッ峰の六峰Cフェースに挑戦です。
(大体のコースです。)
14日(金)の夜に大阪を出発。
立山駅近くの駐車場はもういっぱいで、川沿いの駐車場に車を止めました。
仮眠する時間がなかったので、運転手は睡眠無しで出発です。
登山者でにぎわう立山駅。
水を補給しました。
ケーブルカー、バスを乗り継いで室堂に向かいます。
バスの車窓から見た景色です。
うつらうつらしてましたが、バスのテープの案内で目を覚まして景色を見ながら、1時間ほどで室堂に到着。
バスターミナル前に水場。
ほとんどのメンバーが立山や剱岳に登ったことがあるようですが、私は初めてなので、山に囲まれた景色に大感動です!
碧い水のみくりが池。
雷鳥沢のテント場が見えました。
どんどん下って渡渉して、いよいよ登りです。
ザックが重くて、ストック持ってきたらよかったと、ちょっと後悔。
だんだん高度が上がり、眺めも素晴らしい。
チングルマの綿毛がいっぱい。
しかし、暑くてだんだん疲れてきました。寝不足もあったし・・・
やっと、剱御前小舎まで登りました。
ぼやっと日本海。
そして、前方に剱岳!
剱沢のキャンプ場に下っていきます。
男子テントと女子テントを設営。
剱岳が真正面にそびえる、最高のテン場です。
テント内で昼食を取り、休憩していたら、雨が降ってきました。
でも、時々止んだので、その間に水を汲みに行ったり、トイレに行ったりできたのでよかった。
全員寝不足で疲れていたし、翌日は超早起き、午前1時起き、2時出発なので、4時前から夕食にしました。
豚角煮と温泉玉子丼です。
周りのテントからしゃべり声が聞こえてきてうるさかったですが、7時前に就寝・・・
翌16日、女子は午前12:30に起床。
朝食はマフィンサンド。
2時ごろ真っ暗な中、テン場を出発しました。
長い一日が始まる・・・(ふと、息子はまだ起きていてパソコンで遊んでるんやろな・・・と思いだした。)
剱沢小屋を通過し、どんどん下っていき、3時頃剱沢雪渓に突入。
アイゼン付けて、ピッケルを手にしました。
真っ暗の雪渓歩き・・・リーダーについて足元を見て歩いていきます。
長次郎谷に入って、登っていきます。
ところどころ、雪渓に割れ目が入っていたり、ごっそり落ちていたり・・・
熊ノ岩あたりで、やっと明るくなってきました。
岩肌に朝日が当たって赤くなってます。
6時ごろついに六峰Cフェースの取り付きに到着しました。
すでに何パーティかが準備中でした。
私たちもギヤ装着。
登る気まんまんな女子3人。
しばらく先行者が登るのを待ちました。
私はPさんと組みました。
1ピッチ目は、Pさんがリードで登ります。
どんどん登って行くA講師。
途中でまた停滞。
小さすぎて分かりにくいですが、肉眼でははっきりと槍ヶ岳が見えました。
2ピッチ目、3ピッチ目と、快調に登れました。
4ピッチ目の途中から、ナイフリッジのトラバース部分があり、そこが、ハイライトです。
難所のせいか、またまた停滞しています。
Pさんがリードで行き、私も続いて登り、ナイフリッジを渡り終えたあたりで、振り返るとWさんが登ってきました。
ランニングビレイのところで、しっかり確保してもらって、必死でカメラを出して写しました。
5ピッチ目も無事終了。
登ってきた八ッ峰。
はるか向こうに、テン場が見えてました。
みんな登ってきて、少し休憩。
やれやれ、と思っていたら、ここからがまた大変でした。
ロープで確保しないので、かえって恐いし。
八ッ峰ノ頭から懸垂下降。
池ノ谷乗越に全員着いたのが2時。
本峰に行くのは、時間的にも体力的にもかなりきつそうです。
また昨日みたいに雨が降るかもしれないし。
ということで、山頂には登らず、下ることになりました。
登ってきた長次郎谷を下ります。
行きは真っ暗だったので、明るいときにも歩けてよかったかも。でもやっぱり、山頂の三角点にタッチしてきたかったな・・・
次は源次郎尾根から行ければいいな、と、その取り付きの目印の大岩を教えてもらいました。
雪渓、長かったです。
やっと、山道に上がりました。
途中でヘッデン点けました。
7時についにテントに戻れました。
もう、へろへろ~最後のほうは、ふらふら。
ずいぶん、時間かかりました。
急いで夕食。カレーでした。
17日。
5時起床とゆっくり目。
朝ごはんを食べて、剱岳を見て、テント場の朝を過ごしました。
撤収して、あとは、室堂まで戻るだけ。
秋の花を見ながら、疲れた足で歩いていきます。
血の池・・・確かに赤い水でした。
もっとゆっくりこのあたりも散策したいですが、このときは、もう早くバスターミナルに着いてほしかった。
登山者や観光客でにぎわうバスターミナルに到着。
立山駅から車で数分のホテルのお風呂に入って、大阪に帰りました。
剱岳の山頂に行けなかったのは残念でしたが、その原因を反省点として、これからもがんばって練習しよう、と思う。
皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。
Posted by RIKO at 11:59│Comments(12)
│北アルプス
この記事へのコメント
お天気が良くてよかったですね。
今度は連れてって下さい。
今度は連れてって下さい。
Posted by だんちょ at 2012年09月23日 22:27
だんちょさん
穂高のほうはどうでしたか。お天気よかったと思いますが。
穂高も連れてってくださいね~
穂高のほうはどうでしたか。お天気よかったと思いますが。
穂高も連れてってくださいね~
Posted by RIKO at 2012年09月23日 23:41
秋晴れの良い天気、
先日、お話されていた剣岳ですね。
少し紅葉が始まっているのでしょうか?
それにしても青空と雪渓、
山頂には到着しなかったようですが、
素晴らしい眺めが記憶に残ったと思います。
お疲れ様でした。
先日、お話されていた剣岳ですね。
少し紅葉が始まっているのでしょうか?
それにしても青空と雪渓、
山頂には到着しなかったようですが、
素晴らしい眺めが記憶に残ったと思います。
お疲れ様でした。
Posted by kaze at 2012年09月24日 08:07
RIKOさん
自分も立山はじめてきた時は、山々に囲まれて感動したの憶えています 特に劔御前間できた時、目の前に岩と雪の殿堂「劔岳」がドーンと見えた時はあまりの迫力に圧倒されました
本当に今回のチームでの山行は…
いろいろ反省すべき点は反省して、まずはリベンジとして源次郎尾根!!
それで本峰めざしたいです 是非お付き合いお願いいたします
自分も立山はじめてきた時は、山々に囲まれて感動したの憶えています 特に劔御前間できた時、目の前に岩と雪の殿堂「劔岳」がドーンと見えた時はあまりの迫力に圧倒されました
本当に今回のチームでの山行は…
いろいろ反省すべき点は反省して、まずはリベンジとして源次郎尾根!!
それで本峰めざしたいです 是非お付き合いお願いいたします
Posted by PA at 2012年09月24日 14:04
kazeさん
先日はお疲れ様でした。
草が黄色く色づいてました。赤くなった葉も少しあったので、だんだん、山肌が色とりどりになるんでしょうね。
雪渓は、長かったです。
遠くの槍が目に焼き付いてます。
涸沢、きれいでしょうね。楽しんできてください。
先日はお疲れ様でした。
草が黄色く色づいてました。赤くなった葉も少しあったので、だんだん、山肌が色とりどりになるんでしょうね。
雪渓は、長かったです。
遠くの槍が目に焼き付いてます。
涸沢、きれいでしょうね。楽しんできてください。
Posted by RIKO at 2012年09月24日 19:09
PAさん
立山、観光に行く人も多いのが分かります。のんびり居るだけでも気持ちいいですね。
剱岳の山頂に行けず、本当に残念でした。しかし、あのときはあっさりあきらめました。あまりのしんどさに・・・
ちょっと歩く距離の少ない、源次郎尾根からリベンジやね!
しっかりロープ担いで歩けるよう、頑張るわ。
立山、観光に行く人も多いのが分かります。のんびり居るだけでも気持ちいいですね。
剱岳の山頂に行けず、本当に残念でした。しかし、あのときはあっさりあきらめました。あまりのしんどさに・・・
ちょっと歩く距離の少ない、源次郎尾根からリベンジやね!
しっかりロープ担いで歩けるよう、頑張るわ。
Posted by RIKO at 2012年09月24日 19:12
RIKOさん 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」を地で行っている私。
歩くのも、体力もチームで一番なくて遅れ、反省しています。
でも、帰ってきてメッタに晴れない剣の写真をみて
ただ、タダ嬉しいし、登攀の快適だったことに味をしめます。
一番体力ないくせに、
Cフェースの頭から見たチンネの美しさに、
大きな長次郎雪渓に、エンエンと天までつづきそうな
池谷乗越までの道など、飲み込まれそうな
でっかい自然にすっかり魅了されている私です。
バカだからチンネにも行きたい!
実行できそうにない夢だけど、反省することはして
これからの練習に励みますね。
歩くのも、体力もチームで一番なくて遅れ、反省しています。
でも、帰ってきてメッタに晴れない剣の写真をみて
ただ、タダ嬉しいし、登攀の快適だったことに味をしめます。
一番体力ないくせに、
Cフェースの頭から見たチンネの美しさに、
大きな長次郎雪渓に、エンエンと天までつづきそうな
池谷乗越までの道など、飲み込まれそうな
でっかい自然にすっかり魅了されている私です。
バカだからチンネにも行きたい!
実行できそうにない夢だけど、反省することはして
これからの練習に励みますね。
Posted by KASUMIN at 2012年09月24日 20:49
RIKOさん>
お疲れ様でした。
やはり渋滞でしたか?
先行パーティーが遅いとなかなか進めないので
時間が掛かりますね。
やはり岩場ではスピードが大事でしょうね。
源次郎尾根からなら山頂まで行けるでしょうから
また頑張ってくださいね。
チンネはアプローチが長い分空いているので
楽しめるかも?ただ落には気をつけてくださいね。
こちらはメンバーと今度は南アの聖岳トレです。
お疲れ様でした。
やはり渋滞でしたか?
先行パーティーが遅いとなかなか進めないので
時間が掛かりますね。
やはり岩場ではスピードが大事でしょうね。
源次郎尾根からなら山頂まで行けるでしょうから
また頑張ってくださいね。
チンネはアプローチが長い分空いているので
楽しめるかも?ただ落には気をつけてくださいね。
こちらはメンバーと今度は南アの聖岳トレです。
Posted by TOKIO at 2012年09月24日 22:56
KASUMINさん
私も、帰ってすぐに、喉元過ぎて熱さ忘れましたよ。
登攀は快適だったけど、予想通り、そのあとが大変でしたね。
体力とちょっとしたロープワークで、ずいぶん差がつくものです。
チンネ目指して頑張ってね。
私ももう少し早く歩けるよう頑張るわ。
私も、帰ってすぐに、喉元過ぎて熱さ忘れましたよ。
登攀は快適だったけど、予想通り、そのあとが大変でしたね。
体力とちょっとしたロープワークで、ずいぶん差がつくものです。
チンネ目指して頑張ってね。
私ももう少し早く歩けるよう頑張るわ。
Posted by RIKO at 2012年09月25日 11:21
TOKIOさん
夏ほど人が多くなかったとは思いますが、やはり、ピッチ切ったところで、何回か待ちました。
なので、17時間行動といっても、それほど疲れたわけではなかったのですが、山頂までは、もう、気が遠くなりそうでした。
これよりアプローチが長いチンネは、無理そうなので、源次郎ねらってみます。
聖岳トレ、頑張ってください。南アでトレーニングとはうらやましいです。
夏ほど人が多くなかったとは思いますが、やはり、ピッチ切ったところで、何回か待ちました。
なので、17時間行動といっても、それほど疲れたわけではなかったのですが、山頂までは、もう、気が遠くなりそうでした。
これよりアプローチが長いチンネは、無理そうなので、源次郎ねらってみます。
聖岳トレ、頑張ってください。南アでトレーニングとはうらやましいです。
Posted by RIKO at 2012年09月25日 11:24
目標をひとつクリアされて、お疲れ様でした。秋らしい風景になっていますね。ガイドで立山に行っていたので室堂で皆さんの姿を探しましたが、私たちの方が30分ほど早くて出会えませんでした。引き続いて頑張ってください。
Posted by Spider at 2012年09月25日 14:06
Spiderさん
ひとつクリア、というか、0.7ぐらいの感じです。
30分差だったんですか。それは残念でした。
立山三山も登ってみたいです。
剱岳の帰りに行けたらいいな、と思いましたが、とんでもない、しんど過ぎると思いました。
ひとつクリア、というか、0.7ぐらいの感じです。
30分差だったんですか。それは残念でした。
立山三山も登ってみたいです。
剱岳の帰りに行けたらいいな、と思いましたが、とんでもない、しんど過ぎると思いました。
Posted by RIKO at 2012年09月25日 17:10